コインブラのひとりごと

No.10 コインブラ  自滅・・・ 04/08/22(日)01:19:22
このタイトルの意味、勿論2ndステージ第2節、G大阪戦@万博の話である。
選手達が自分たちの持っているポテンシャルを全て発揮し、それで敗れたのならそう悲観する事は無いだろう。
足りない部分を修正していけばいいのだから!
しかし、今日の敗戦は明らかに自分たちのミスによって敗れたのである!
トラップ、パス、運動量、どれをとっても情けないの一言であった。
前節の柏戦の内容がことのほか良かったので、期待していたのだが、今日の鹿島は1stの駄目な時の顔であった。

ガンバの作戦は明白であった。
ボールの出処である小笠原に密着マークで前を向かせず、他のMFに低い位置でボールを持たせると、そこに集中的にプレスをかける。
奪ったらカウンターでトップに当てて、サイドに散らして崩すという一貫した試合運びであった。
それに対して鹿島はダイレクトプレーでプレスを掻い潜ろうとするが、精度が低く、前線までボールが届かない。
たまに鈴木にボールが入っても、相変わらずフォローが無く、孤立してボールを奪われるというファビオの時と全く同じ現象を引き起こしてしまった。
また、前節大活躍した名良橋が、今日はクロスの精度が無く、右からのクロスも不発。
さらに、トップのもう一人、野沢が前線で全く動かなかった為、有効なスペースが生まれず、全く有効な攻め手が無かった。

悪い内容ながらもなんとか前半を0点で持ちこたえて、後半に一縷の望みを繋いだかに見えたが、後半も悪循環は変わらなかった。
最初の失点シーンも「お粗末」なミスから。
鹿島がセットプレーでクロスをゴール前にあげる。それをガンバDFがクリア。
そのセカンドボールを金古が拾う。
ここで金古がロングシュートかパスかを迷いながらボールをトラップしたが、これを大きくトラップミスし、ガンバに拾われて、カウンターを喰らってしまった。
前節のヒーローが、一番やってはいけない時間で、一番やってはいけないミスを犯してしまった。
2失点目もミスがらみであったが、ミスの内容を書き綴っても仕方ないのでここではやめておく。

先発のうち、GKの小澤を除く全てのフィールドプレーヤーのパフォーマンスが明らかに低かった。
その中でも、いつものフィジカルの強さを発揮できなかった鈴木、前を向かせてもらえず有効な仕事が出来なかった小笠原、そして、試合終了間際には膝に手をついて、明らかにバテていた本山。代表の3人は特にパフォーマンスが低かった。
中田もバランスや、カウンターのフォローに終始し、最後の10分以外は守備に追われていた。
そして野沢。
残念ながら彼には鹿島でスタメンを張るのは難しいようである。
唯一の光明はバロンのゴールか。
個人的な意見だが、先制された場面で、すぐにバロン投入が良かったと思う。
あの場面は明らかに流れが悪く、その流れを変える為にも選手交代が必要だった。

これまた個人的な感想だが、気温の高い日、もしくは湿度の高い日の鹿島は明らかにパフォーマンスが低いと感じる。
また、いいパフォーマンスを同じ様に毎試合続けられない。
これは大きな課題である。
次の3、4節はホームで市原、そして相性の悪いC大阪である。
この2試合で柏戦のパフォーマンスを取り戻し、それを継続してもらいたい。

最後に、一時期問題になったゴール裏について。
今日、下記の様な光景を目にした。
それは先制された後のことである。
一人のインファイトの旗振りの人が、最前列で試合を「観戦」していた若い女性達(4人組だったと思う)に、
「おまえら、応援する気が無いなら、こんなところにくるな!帰れボケ!」
と睨み付けながら激しく、しかも聞いていてとても不快な言い方で言っていた。
それまで、その女性に目が行ってなかった私は、その方たちが応援をしていたかどうかは定かでない。
しかし、その失点をする前までは、
「みんな、もっと飛び跳ねようよ。」
等と、盛り上げるような口調で言っていた。
それが、失点してから明らかに態度が「豹変」した。
これは傍目から見ていると、明らかに「八つ当たり」に見えた。
確かに、インファイトの試合にかける意気込みや、失点された後に、なんとか盛り上げようとしてるところに黙って見ている人を見て腹が立つ気持ちも理解出来ないではない。
しかし、今日の試合会場は関西なのである。
鹿島や関東には遠くていけないサポーターが、初めてゴール裏に行ったという人かもしれない。
または、失点にショックを受けて、黙り込んでしまったのかもしれない。
それを、鹿島サポーターを代表するインファイトの団員の一人が「帰れ、ボケ!」とは正直ガッカリした。
確かに、昔のゴール裏は、普通の人が入りにくい位、殺気立っていたかも知れない。
だが、今の現実はホームのゴール裏にも空席が見受けられる状況。
少しでも、選手のファンだった人や、単に席が安かったからという理由でゴール裏に来た人達を、一人前のサポーターにするキッカケを作ってあげるのもインファイトの使命ではなかろうか。
(勿論、一人前に育てろ、面倒を見ろとは言っていない。その導入部分を作ってあげては?という意味である。)
インファイトがいない鹿島のゴール裏なんてありえない。
しかし、インファイトの方達、ひとりひとりがゴール裏について、もう少し現実を知る事も必要なのではないだろうか?
少なくとも、今日のインファイトの方達は各々の向いているベクトルが微妙にずれている気がした。
そう感じたのは僕だけだっただろうか・・・

色々な事を考えさせられる一日であった。
No.9 コインブラ  2ndステージ第1節 柏戦@カシマ 04/08/15(日)21:57:47
約2ヶ月の中断期間が終わり、ようやくリーグ戦が再開された。
来年から1ステージ制になる為、今年が最後の2ステージ制。そして最後のCS出場権を獲得する為の戦いの始まりである。

スタメンの中で、新戦力のバロンの起用も注目されたが、やはりチームに合流して間が無い為、ベンチスタート。
2トップは鈴木と野沢でのスタートとなった。

スタート直後はプレスの掛け方がチームとして今ひとつバラバラであり、不安定さも少々見せたが、それもすぐに解消。
鈴木の相変わらずの前線からのチェックと、中盤でのチェックの速さで柏にチャンスを作らせない。
また、前線でのチェックが有効に働いていた為、DFラインも高い位置でキープ出来ていた。
全体のラインが30m位にコンパクトにまとまっていたので、柏にはあまり有効な攻め手を作らせなかった。
そして、攻撃になってからはサイドチェンジを多用し、両サイドのスペースを突いてチャンスを作っていった。
特に名良橋はそのサイドのスペースを大いに活用して、柏の守備陣を混乱におとしめるのに十分であった。
あと、鈴木の存在はチームを楽にしてくれた。
前線では体を張ってボールをキープし、ハイボールも競り勝つ場面が何度もあった。
ただ、決定的な場面がいくつかあったので、一つ決められれば更に良かったのだが。
まあ、これはチームにフィットしてくればチャンスも大いに増えてくるので、次に期待しよう。

ゲームはというと、後半の頭から鹿島は攻撃の回転をあげて点を取りに行った。
1vs1の場面では積極的に仕掛けていったり、ダイレクトに繋いでチャンスを拡大。
その結果、柏のDFは後手後手に回り、結果ファールを連発。
そして、待望の先制点が生まれる。
左サイドタッチライン際、ゴールまで35m程の位置からのFK。
小笠原が蹴ったボールを金古が押し込み先制した。
小笠原は前半からいいボールを入れていたので、この得点は「必然」であったのかもしれない。
なかなか点が取れない状況で、セットプレーで点が取れたのは残りのシーズンに向けても心強い。

その後も試合は鹿島ペースで進んでいくが、追加点を挙げる事は出来ない。
そこで、もう一人の新戦力のバロンを野沢に変えて後半30分に投入。
しかし、その時点では全体が少々引き気味になって、前線に有効なボールがあまり入らなかった。
バロンにはクリアのハイボールを競らせる形が多くなってしまった。
ただ、そのバロンは高かった。ハイボールでは余程の無茶なボールで無い限りは競り勝っていた。
コンディションが上がってくれば間違えなく先発で使えるメドはたった。

セレーゾは残り6分で疲れの見える本山に変えて、岩政を投入。
だが、この岩政投入で、逆にDFが重なる場面が増えて、危ない場面が2、3あった。
これは、これからの修正点になっていくであろう。

試合はこのまま、1−0で終了。
無事2ndの緒戦を飾る事が出来た。
試合としては、スコア以上にほぼ完勝といっていい内容ではなかっただろうか。

これからの修正点は、中盤の低い位置でボールを失わない事が課題である。
特に本山と野沢は相変わらず中盤でのイージーなミスが多い。
特に野沢は、随所にいいプレーも見せるが、気の抜けたプレーも多かった。
再び常勝軍団になる為にも、是非とも技術的なもの以前に精神面を磨いて欲しいものだ。

また、決定力の向上も不可欠である。
攻撃の形は見えてきている。
あとはフィニッシュの精度である。
特に、鈴木には困った時に1発決めてくれるストライカーになって欲しい。

大いにステージ制覇に向けて期待が持てる一戦であった。
次節のガンバ戦も横綱相撲で決めてもらおう。
No.8 コインブラ  激動の一年間 04/08/10(火)23:09:40
もう一年が経ってしまった。
何がって?
長谷川祥之が引退してからである。

そしてこの一年、鹿島の黄金期を支えた選手達が次々と去っていった。
秋田豊、相馬直樹、熊谷浩二、そして平瀬智行・・・。

もう、悲しい別れは見たくない。
引退するにせよ、移籍するにせよ、勝って、そして優勝して送り出したい。
勿論、別れが無ければ一番良いが、人間出会いがあれば、いつか別れがくる。
後悔しない為に、そして溜め込んでいた喜びを爆発させる為に、全力で闘おう。
人の事をとやかく言う前に、自分が出来る最高のパフォーマンスを続けよう。
最後のCS出場のチケットを手に入れる為に、決して中弛する事無く、常に心強い戦力になろう。
12番目の選手として!

かつて、NHKの山本浩アナが新装カシマスタジアムの杮落としの実況の際、下記の様なセリフをいった。
「ホームチームには砦、アウェイチームには戦場。それが、スタジアムです。
2002年を前に、威容を誇るカシマスタジアムが新たな装いで誕生しました。」

現在では失われている、耳の痛い実況である。

8月14日はチケット獲得の為の重要な初戦。
さあ、みんなで一緒に闘おう。
そして、鹿島には砦、柏には戦場になる様なホームスタジアムにしよう!
No.7 コインブラ  ナビスコ杯予選 神戸戦@カシマ 04/07/27(火)22:30:24
やっと「聖地」に帰ってくる事が出来た。
前回カシマで参戦できたのが、4/4の名古屋戦。以来約4ヶ月ぶりである。

しかし・・・久々に足を踏み入れたゴール裏はというと、「緩い」。
決勝Tがかかった大事な一戦にもかかわらず、開場1時間後に到着した時には、まだ10列目位のいい位置に空席が目立っていた。
そして、なによりゴール裏で緊迫感が伝わってこない。
勝手な解釈だが、「決勝にほぼ望みの無い神戸。しかもホームでいつもカシマはこういう場面で決勝Tに残ってきたから今回も大丈夫だろう。」
とでも言いたげな雰囲気に僕は感じ取れてしまった。

しかし、その雰囲気はインファイト、特に「熱い」コールリーダーさんが試合前に変えてくれた。
確か、僕の記憶が正しければ、この日のコールリーダーさんは、ウイングでの神戸戦でもリードされた方だと記憶している。
試合開始前の「おー、アントラーズ」の連続はとてもよかったと思う。
但し、ごく一部の「ファン」の中に、合いの手を入れるという信じがたい行為があったのは非常に残念である。

試合はというと・・・久しぶりのカシマという事で、内容はあまり残っていない(苦笑)
ただいえることは、前節の柏戦での反省が十分に活きていたのは確かだという事である。
それともう一つ、神戸戦相手だと本田が生きていた。
これは中盤が支配できるからだと思うのだが、攻撃の起点や、守備の要として欠かせない活躍であった。
あと、やはり鹿島は4バックがいいということである。

今回はいつにも増して纏まりの無い文章であったが、僕に感じた事をそのまま書かせて頂いた。

ナビスコ杯の決勝Tの初戦は名古屋戦。瑞穂でのアウェイゲームだと聞いている。
今年は「奪還10」を掲げてスタートした2004年。
その10個目の星を早く頂くと同時に、ケチくさい事を言わずに元旦に12個目の星を頂こうではありませんか!
No.6 コインブラ  2004年1stステージを振り返る@ 補強編 04/07/21(水)23:40:39
この時期に投稿するのはどうかともためらったが、まあ「ひとりごと」という事で書く事とした。
一応タイトルに@として、続編を投稿する予定ではあるが、筆者の都合上、続編が無い場合もあるので悪しからず!


昨日終了した1stステージだが、反省の意味も込めて振り返ってみたい。
「奪還10」を掲げて始まった2004年シーズンだったが、補強という意味では少々不満が残る形となった。

まずFWだが、ファビオ・ジュニオールというポストプレーと足技に長けた大砲を獲得できた。
シーズン開始前の評判は高く、サポーターも得点量産を期待していたが、私には一抹の不安はあった。
まず1つ目は海外での実績が無かった事。
どのジャンルの人でも、その国に適応出来なければ活躍は出来ないのである。
2つめは、鹿島の中盤を含めた攻撃構成力の低下であった。
2003年シーズンは攻撃をほぼ小笠原頼みにしてしまった部分が大きかった。
また、ポストプレーが苦手な平瀬という部分を差し引いても、中盤のフォローの遅さがネックであった。
元来サッカーは11人でするもの。
FWを変えたからといって、パスの出し手を潰されたり、全体のラインが間延びして、
上げられない無かったりした場合はFWは機能しないのである。

フロントはもう一枚のFW、黒部獲得にも動いたが失敗した。
(結果的には黒部を獲得出来なかったのは逆に良かったのかもしれないが・・・)
そしてブラジル人FWのもう一人の獲得も見送った。
この決断は結果的には悪い方向に出てしまった事は否めない。
そもそも、平瀬や深井、中島といったFWは2003年、よくやったが、「優勝を狙うチーム」のFWとしては
明らかに役不足であった。
となれば、ファビオの相方としては、もう1枚FWの補強が必要であったと思う。
また、フロントには
「この戦力で1stが駄目なら柳沢と鈴木を復帰させればいい」
という安易な考えがちらついていたのは、フロントのコメントからも見て取れる。

そして、左サイドバックにはG大阪から新井場を獲得。
攻撃力と運動量に優れ、ハートのある選手である。
戦術面自体での不安は無かったが、2003年シーズンは控えに甘んじていた為、
シーズン通しての体力レベルには、若干ではあるが不安もあった。

また、新人選手も獲得。
中でも、大学No1DFの岩政と、高校サッカー屈指のOMF増田誓志の獲得は将来の鹿島を担う人材としても、
また、即戦力としても期待大であった。

こうしてチームは2004年の船出をした訳であるが、続きはAのシーズン開幕後編で・・・
No.5 コインブラ  ナビスコ杯予選、柏戦@日立柏 04/07/18(日)19:42:01
代表4名、出場停止3名という中、若手主体となるのは試合前からわかっていた事であったが、
その若手にレギュラーを奪い取る個人的意欲と、決勝進出を決めるというチームとしての意欲を見たかったゲームであった。

しかし・・・、蓋を開けてみれば良かったのは前半開始からの15分だけという体たらく。
それ以降は前線が疲れて全く動けずにスペースを作り出す事が出来ず、
いつもの足元パス→ボールを奪われる→カウンターを喰らうというパターンに嵌まってしまった。
前半は何とか本田がそのカバーをしていたが、その本田にも後半疲れにより的確なカバーが出来なくなってしまった。
おまけにボールは前線にすら出せない状況に。
ボールの出し所を捜しているうちに囲まれてボールを奪われるという最悪のケースを生み出していった。
また、攻撃はいつも新井場の絡んだ左サイドばかりで、右の青木がほとんど顔を出さなかったのにも不満が残った。

注文は前線や中盤だけでなく、DFにも大いなる不満を感じた。
まず内田であるが、イエローをもらったシーン。
なぜあそこで飛び込んで強引にボールを奪いにいく必要性があるのだろうか?
あのケースはペナルティエリアの中から外に追い出したのだから、そのあとは我慢強く対応しなければならない!
しかも、敵の選手はゴールを背にしていただけに非常にもったいなかった。
あと、池内投入後は右SBに移ったはずなのに、有機的な上がりが全く無かった。
もしかしたら内田にはバランスを取る意図があったのかもしれないが、それでは池内投入の意図が解らなくなる。
磐田戦の様な積極的な内田を見たかった。

次に池内である。途中出場で体力的にも他の選手より余裕があったはずなのに軽率なミスの連発。
明らかに集中力の欠如である。
DFに求められるのはスーパープレーではなく、「出来て当たり前の事が100回あったら、100回確実にこなす」
技量と集中力を身につけて欲しい。これは全ての選手に言える事でもあるのだが・・・。

最後に、試合後の選手の表情をじっと見ていて思ったのだが、この引き分けに満足している選手が数名見受けられたのが気になった。
(これはあくまで僕の主観なので真実はわからないが、少なくとも僕にはそう見えた)
ゴール裏から出ていたブーイングの意味をその選手達にはじっくりと噛み締めて欲しいものだ!
そんな中で、新井場の悔しげな表情だけが唯一の救いであった・・・。
No.4 コインブラ  ナビスコ杯予選、柏戦前のメモ・・・ 04/07/14(水)00:25:11
本当にひとりごとなので、感動的な内容や、感心させられる事象は何一つ御座いません、悪しからず。

柏戦は、ナビスコ杯決勝トーナメントに進む為にも負けられない一戦となる。
しかし、小笠原と本山、中田、そして鈴木が代表召集、さらに大岩、名良橋、平瀬が出場停止(本山も出場停止ですが、代表召集されているのであえて触れず)とベストメンバーが組めない状況だ。
4バックになるか、3バックになるかも未定だが、3バックで予想スタメンを立ててみた。

GK曽ヶ端、DF内田、金古、岩政、MFフェルナンド、新井場、青木、増田、野沢、FW深井、中島

石川を入れて、野沢をトップに上げるという選択肢も考えられるが(その場合は恐らく増田が外れる事になるだろう)、そうなると中盤にゲームメイク出来る選手がいなくなる為、この様なスタメン予想とした。
しかし、選手達のコンディションや、監督の構想で多分に変わる可能性は大きく、あくまでこれは私の想像、というよりは妄想なので、あまりお気になさらずにいていただきたい。

こうやって、色々な想像をしながら、日は一日ずつ経過し、そして試合会場では、ただひたすら鹿島の勝利を願いながら叫び続ける。

早く7月17日が来る事を楽しみにしている、しがない関西サポーターでした。
No.3 コインブラ  思い出のベストゴール 04/06/03(木)00:40:35
ここ2回はチーム状況や観戦記について書いたので、今回は思い出のシーンについて書かせて頂こうと思います。

今回のテーマは「私が選ぶベストゴール!」である。
このひとりごとを読んで下さっている皆さんにもそれぞれのベストゴールがあるだろうが、
私が個人的に好きなゴール、ベスト3を選んでみた。

まずは第3位。
1998年11月21日、チャンピオンシップ第1戦、ジュビロ磐田戦。
右サイドから抜け出した柳沢がセンタリング。
これを中央に走りこんだ長谷川がヘディングシュート。
これが決まって試合を振り出しに戻したゴールだ。
このゴールはまさしく中盤から出たスルーパスを1人のFWが抜け出してラストパス。
そのパスをもう一人のFWが決めるという理想的なゴールだ。
ここでは長谷川の動きに注目!
柳沢が右サイドで抜け出した際、長谷川は最初ファーサイドへと走っていた。
それに対して、ジュビロディフェンスは柳沢に対して1人、中央に2人いた。
そして柳沢がセンタリングをあげると同時に、長谷川が中央にいた2人の相手DFの間へ。
そして見事にフリーの状況を作り出したという長谷川の動きが光ったゴールだった。
それにしても長谷川はここ一番という場面でゴールを決めて、常にサポーターの期待に
応えてくれた。
残念なのは長谷川の引退を満員のスタジアムで、しかも勝利で飾ってあげる事が出来なかった事だ。

続いて第2位。
1995年11月1日、NICOSシリーズ第19節、横浜フリューゲルス戦であげた
レオナルドのリフティングからのビューティフルゴール!
これは皆さんの記憶にも強烈に残っているのではないだろうか。
1:まず最初にスライディングに来た相手DFを左足でボールを少し浮かしてかわす。
2:その浮き球を取り来たもう一人のディフェンスを、今度は左足でボールを高く浮かしてかわす。
3:さらにその高く浮いたボールを取りに来た3人目の相手選手を、
  左足でボールを自分の体の近くにトラップする。
4:最初にスライディングに来たDFが起き上がって、体ごとぶつけてボールを奪いに来たところを
  さらに左足でコントーロールして胸トラップ。
5:2番目に背負っていたディフェンスに背中をぶつけながら反転
6:胸トラップして地面にワンバウンドしたボールをボレーシュート!
文字にするとザッとこんなところである。
ただ、文字では表現出来ないファンタジーがこのプレーにはあった。
残念ながらレオナルド在籍時に優勝は出来なかったが、彼は我々サポーターに記憶に残るプレーを
数多く魅せてくれたプレーヤーのだったと今でも思う。

そして、私が勝手に選ぶベストゴールは、
1993年12月11日、天皇杯2回戦であげたジーコのジャンピングボレーである。
僕はこのゴールを勝手に「ジャンピングバックヒールボレー」と名づけている。
左サイドでボールを持ったアルシンドがジーコにパス。これをジーコがスルーし、
サントスへボールが行くと、サントスはこれをダイレクトで相手DFの裏へと山なりのパス。
一方、アルシンドからのパスをスルーしたジーコは、猛然と相手DFの裏へと走り出す。
そしてサントスからのボールをジャンプしながら右足のアウトで、ボールの下から浮かしての
ループシュートであった。
ジーコ本人は
「体が前に出すぎていた為に、体を前方に投げ出し、ジャンピングヒールキックのような形で
相手GKの頭越しに決めた。」
と語っているが、自分の体勢と相手GKの位置関係を見ての即座の判断が光ったゴールといえる。
また、ジーコ、サントス、アルシンドの3人のイメージが共有出来ていたゴールだったとも思える。

さて、今回はベストゴールについて書かせて頂きましたが、皆さんのベストゴールは何ですか。
たまには、昔の名場面を思い浮かべながら、思い出話を語るのも悪くないとは思いませんか?
No.2 コインブラ  ナビスコ杯予選 神戸戦@神戸ウイング 04/05/30(日)16:35:22
今日は4月17日の対C大阪戦@長居以来、約1ヶ月半ぶりの参戦である。
本日の試合前の個人的な見所は以下の通りであった。
1:本日のスタメン
2:審判の判定
以上、2点であった。

まず1つめのスタメンだったが、試合前にファビオが強行出場し、
その後手術するという情報があったのでツートップの相方が誰なのか注目していた。
予想としては当然平瀬だろうと思っていたのだが、蓋を開けてみると野沢であった。
また、MFには中田、新井場、フェルナンドは当確として、あと一人は増田を予想していた。
しかし、こちらも残る一人は本田であった。そしてこの起用が当たった。

2つめに審判であるが、主審は岡田正義氏。またカード乱発の予感。
大体、鹿島が前の試合に不利な判定を受けて、試合後に抗議した時の次の試合は、
鹿島側に「辛い」判定になる事が多い。
私の記憶では、2003年の1stステージの神戸戦で秋田の退場に抗議した時の
次の試合のC大阪戦(長谷川の引退セレモニーがあった試合)では、判定基準が一定ではなかった。
また、今シーズンの市原戦での抗議後の新潟戦でも後半開始直後の深井のゴールが
不可解なオフサイドによって取消されている。
そしてこの神戸戦。クラブとしては正式には抗議していなかったが、
F東京戦後の記者会見でセレーゾはビデオで石川が足を引っ掛けられたシーンを流して見せたという。
試合前から判定に苦しみそうな予感はあった。

そして試合開始。
神戸は早いプレスからボールを奪うとサイドに素早く展開しチャンスを作る。
そして前半6分に相手FWの突破を大岩がファールで止めてPKを与えてしまう。
しかし私にはなぜか曽ヶ端が止めるのではという勝手な予感があった。
そしてPKを見事にストップし、ここから鹿島に流れが変わる。
縦への突破で再三チャンスを作っていた野沢が先制点を決めた。
だが、試合は神戸ペース。ゴール前でのチャンスを作り出すが、これまた曽ヶ端の
堅守によって救われた。

前半の功労者はPKストップの他、好セーブ連発の曽ヶ端と、先制点を決めた野沢、
守備面ではもちろんの事、攻撃時のセカンドボールを拾い、また積極的に3列目からの
飛び出しを見せた本田であった。
正直この日の本田の役割は中田がするものと考えていた私には少々驚きがあった。

後半も神戸ペースで試合が進む。そして前半高い位置でセカンドボールを拾い続けていた
本田がボールを拾えず、ポジションを下げてしまった。
その為か、セレーゾは本田に変えて青木を投入する。
しかし、青木のポジションが中途半端だったため、さらに押し込まれる展開が続いた。
この展開が続くと危ないなと思っていたが、後半22分に待望の追加点。
右の名良橋からのクロスを野沢がヘディング。これが決まり、グッと楽になった。
その後、相手選手の退場や曽ヶ端のスーパーセーブ、決定力不足にも助けられ、試合は終盤に。
後半80分前後にファビオに変えて平瀬、野沢に変えて増田を投入。
前線にスペースがあった為、この2人はのびのびプレー出来ていたように思う。
一人少ない相手に対して、楽にボールを回せるようになった鹿島は後半42分にゴール正面より
やや右の位置でFKを得る。距離にして約30m強。キッカーはフェルナンド。
フェルナンドのキックは左のアウトに掛けた鋭い弾道でゴールの右側に位置した壁の右を抜けていき、
ゴール真ん中付近に吸い込まれた。相手キーパーも壁のサイドにステップしたが、
フェルナンドのシュートが予想以上にアウトの回転がかかっており、結局逆を取られる形でゴールとなった。

試合はそのまま終了。
結果的には3−0の大勝であったが、内容的には決して楽観視出来ない物であった。
相手選手の決定力不足や曽ヶ端のファインセーブに助けられた物が多く、特に金古の
自陣ゴール前での軽率なプレーや、フィードかクリアかわからない前線への中途半端な
ロングキックは、正直秋田の後継者としてはまだまだ物足りなさを感じた。
また、イエローを乱発されて累積が後々怖い状況でもある。
でも、今日も不可解なカードがあった。特に中田のはやはり「辛い」。

次はホームでナビスコ杯の柏戦。
恐らくファビオは手術をする為、欠場が濃厚。
平瀬がどれ位出来るのか、そして廻りのプレーヤーがどれ位高い位置でコンパクトに
プレー出来るかが見ものである。

最後に、この日のコールリーダーさんは熱かった。というか熱すぎた(笑)
まさか関西でMAX VOLUME IN.FIGHTUを試合前と試合終了間際に
2発も歌うとは思わなかった。回りにはキョトンとしているサポーターもいた。
まだまだ浸透してないよなあ、関西では。「緑のフィールドを・・・」
No.1 コインブラ  2人のキーマン 04/05/17(月)21:26:27
今度コラムを書かせて頂く事になりました、コインブラと申します。
観戦記、戦術や選手の個人的な分析、思い出のシーンや試合、選手、監督について書かせて頂こうと考えております。
文章作成能力が低く読みにくいかもしれませんが、そこはひとりごとという事でご容赦下さい。
また意見が合わないという方もいるとは思いますが、広い心で読んで頂ければ幸いです。

記念すべき1回目のコラムは、ここ数試合の私がキープレーヤーだと感じた選手について書かせて頂きます。

ここ数試合の勝ち試合に欠かせない存在の一人は増田誓志。
リーグ戦デビューは5月2日の神戸戦。
本山の出場停止による先発の機会をものにしたのだが、彼のスペースへのフリーランニング、視野の広さと正確なパスやシュート、2列目からのゴール前への飛び出し等、
2004年の鹿島に足りなかったエッセンスを見事に補ってくれた。増田の存在は周りのプレーヤーを活性化させた。
今までスペースへの有効な走り出しが少なかった為、パスが足元にばかり入り、前に進めなかったケースが多かった。
小笠原にはマークが集中し、じれた本山が中盤の低い位置に戻りボールを受けに行ったところを敵に狙われてカウンターを受ける場面を多々目にしていたのだが、
前線のスペースにボールを出せる事により本山が常に高い位置で張り、勝負できる事が本山のチャンスメークが増えた一つの理由だと私は考える。
元々ドリブルが得意な選手は低い位置では活きない。高い位置でこそ活きるのである。
ドリブルで突っかけて抜ければビッグチャンスになるし、ファールで止められてもFKのチャンスを得る。
例え失敗してもそこから決定的なカウンターを喰らうケースは少ない。本山が高い位置でチャンスメーク出来れば小笠原のマークも薄くなる。
ファビオ・ジュニオールもゴール前に入りやすい。
そのいい例が大分戦での2点目だろう。
本山がゴール前でドリブルを仕掛けてDF3人を引き付けてフリーの小笠原にラストパス。これを冷静に決めたシーンだ。

そしてもう一人取り上げたいのが石川竜也だ。
ボランチ陣の故障多発により新井場をボランチにコンバートした為の左SBでの先発だったが、彼の登場により攻撃に厚みが増した。
タイミングのいいサイドの攻め上がり、時にはゴール前にも顔を出す。そしてクロスも昨季よりも精度を増し決定機を演出する。
今シーズンは何より「行く時」と「待つ時」の姿勢がハッキリしている。これは守備のときにも言える。
飛び込んでボールを取りにいく時と待って時間をかけさせる時だ。これにより守備時の安定感もグッと増したように感じる。
また、新井場がボランチに入った事で、新井場のカバーリング能力と攻撃時の中央への切れ込みが際立つようになった。
今までファビオ・ジュニオールにボールが入った時にフォローが遅く、囲まれてボールを失うケースが多かったのだが、新井場のフォローによりそれも少し解消されつつある。
そしてサイドを走る際、石川がもう一つ外を走ってくれる為、マークが分散し、突破がしやすくなった。
柏戦での決勝点に繋がる野沢から新井場へのスルーパスは、石川が囮になって作ったスペースがあったからこそものである。
しかもその後の新井場のクロスが右サイドに流れた時はキッチリゴール前に詰めてゴールを物にしている。

次節のF東京戦以降、怪我人が復帰する為、布陣がどう変わるかは正直なところわからない。
ただ、この2人がレギュラーを確固たる物としたとき、5度目の年間チャンピオンを獲得出来る可能性はかなり高くなるであろう。

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