Kiryuのひとりごと

No.99 kiryu URL 選手バスをメッセージで出迎えよう 06/11/22(水)02:07:19
11/23 アルビレックス新潟戦当日
選手バスのカシマスタジアム入りを多くのダンマクや旗で出迎えたいと思います。
今シーズンを戦ってきた中で、鹿島の選手達にメッセージを送りたい、という気持ちを持っている方、是非参加してください。

詳細は
http://kiryublog.blog44.fc2.com/
こちらに載せてます。
ちょっとグダグダな告知ですが、我慢してください(笑)

キーボードで表現できる事なんか限界がある。
見てるのか見てないのかよくわかんないメールだけじゃなくて、
ダンマク、作ってみようよ。

そのダンマクを、アイツが見たら、それは紛れも無い事実だ。

鹿島を守ろう!
No.98 kiryu URL 圧倒的な差 05/12/15(木)22:56:58
今となっては、誰にも構われないのかもしれない。
しかし、今思えばそのプレーの重要さが身にしみる。
俺には絶対に見過ごすことのできないプレーがあった。

首位決戦、アウェーでのガンバ大阪戦でのバックパスからの失点。
そういえば誰もがすぐに思い出せると思う。

ガンバ戦でソガはミスを犯し、多くの非難を浴びた。
無意味な失点。勝ち点2を失う事に繋がるプレーだ。

彼はフリーの状態でキックミスをし、プロである彼に言い訳はできない。
しかし、ミスが起きた理由はその前にあった事を留意すべきだ。
そうでなければ俺達はこれからも滑稽な失点を続けるだろう。

あのミスは曽ヶ端と同様、いやもっと余裕のある状態でありながら、足先で浮き球を返すなどという非常識なプレーをした青木が生んだミスである事を見逃してはいけない。
浮いたボールはただそれだけでもキックの難易度が上がる。なにより、転がした際に比べてイレギュラーする可能性が格段に高くなるのだ。
事実、あの時ソガがボールに触れる直前のバウンドで軌道が変わっていた。

シーズンが終わり、首位との勝ち点差1で優勝はかなわなかった。
「あのミスが無ければ優勝できた」
俺はそんなバカな事は思わない。
俺はこう思う。
「あのミスを生まない心構えを持っていれば、苦しむことなく優勝できた」
所詮想像でしかなくとも。

曽ヶ端は技術的なミスを犯した。
ボールの軌道を読みそこなったのだ。
これは許されないことであると同時に100%無くす事は難しい。
青木は違う。彼は精神面でのミスを犯した。
バックパスは、全てのリスクを最後の1人であるゴールキーパーに委ねるプレーだ。
「ミスが起きる可能性を最小限に抑える」努力をする気持ちが、青木には欠けていた。
あるべきものが、無かったのだ。

このプレーを指して、青木一人にリーグ敗北の責任を負わせている訳ではない。
シーズンを通じて失った得点、失点、流れ。それらを生んだのは一つ一つの甘さだ。
勝つべくして勝つ。その為に必要なのはスーパープレーではない。
当然の事を当然のようにプレーできる技術。そして何より起こりうるリスクを認識できる「常識」だ。失った勝ち点は1つではない。

先日行われた天皇杯の大分戦。
小笠原のソガへのバックパスを見て、悔しい気持ちが再燃した。
小笠原のバックパスは素晴らしい。
ボールを戻す前にフェイクをいれ、相手のスピードを殺いでから丁寧にインサイドキックでパスを出す。
それは決して責任逃れのプレーではなく、れっきとした戦略だ。

曽ヶ端は黙々と蹴り返す。
自分を信頼しない目があろうと、悲鳴が上がろうとも。
俺達は自分が悲鳴を上げる理由を知らない。
しかし俺達には同じように見えるバックパスには違いがある。
それは些細に見えて、圧倒的な差だ。
そしていつか勝敗を分かつ。
No.97 kiryu URL 30代のプレイヤーと、20代のおじいちゃん達 05/09/12(月)06:23:39
今ようやく家に着いた。これを書いたら風呂に入って会社に行く。
苦々しい想い、疲労感、マトモに音を発してくれない喉。やれやれだぜ。

情けない。
昨日見た彼らの姿勢には失望させられた。彼らはプロと呼べる水準にはない。彼らはプレーしない。そこに居るだけだ。

ピッチ上に現れた彼らの存在・あり方を正当化するなら、彼らがおじいちゃんであるという以外に落ち着く先は無い。
彼らは試合開始の笛と同時に余命と人生の限界を悟りながら90分を過ごした。
隣のベッドにフルーツを差し入れるような足取りでパスを回す姿は滑稽で、何かに行き着くことは無かった。失点を容易に受け入れる様は無様だ。もはや情熱も何も無い。一体彼らに何が期待できたというのか。

もし、ここまで書いた事が暴言だとするなら、僕は迷わず世の中のおじいちゃん達に謝罪する。
無様な彼らに例えてしまい、申し訳ない。
No.96 kiryu URL なんてことだ。。。 05/08/08(月)22:15:41
http://torcida12.net/index2.htm

トルシーダ・ドーゼでインファイト代表の河津さんがブログを書いているが、8/7の「ドーナッツはとっくに食べた」で簡単に触れられているアントラーズの現状には言葉を失う。

失望を感じるし、今後に危機感を感じ得ない。などと言うまでもなくそれは現実として現れてきているが。。。。

今後も心を痛めるような事実が明らかにされるかもしれないけど、克服していかなければならない。
今時点でなにをどうすればいいのかはわからないけど、せめて気持ちの準備だけはしておこうと思う。

やりきれない思いだ!
No.95 kiryu URL グッドパートナー 05/06/13(月)03:16:42
お嬢さん、この手をお取りなさい・・・。

差し出された手を取り、90分間「完璧に」踊り続けた。

セレッソにとってアントラーズはグッドパートナーだった。


攻撃はアレックスミネイロだより。
相手が徹底的にアレックスに入るボールを狙っているにも関わらず、大した意図もなくボールを入れては奪われる繰り返し。
相手陣内へ呼び込まれては意味の無い横パスをカットされてカウンターを食らった。

1失点目の岩政のプレーは恥だ。
センターバックのあんなプレーは見たことが無い。罵倒されて当然。ありえない。

内田の守備は、ゼ・カルロスの前では流しソーメン同然。
石川のFKは、その時点で相手のゴールキックと同義。
深井がシュートを撃てるのはPAでただ一箇所のみ。
増田は石ころ帽子でもかぶっているのか?

セレーゾが何故アリでは無くて内田を使ったのかがわからない。
前々回の対戦で、内田ではゼ・カルロスに対してなんの抵抗力も持たない事は歴然としていた。それが前回、アリの攻撃的なポジショニングによって逆に利点となっていたにも関わらず、何故。
チーム全体に渡って若さを見せていたが、内田が最も若々しかった。

怪我人が多くとも、出場した彼ら一人ひとりが鹿島のプレイヤーである事に変わりは無い。万全とは言えなくとも、見るべき水準に満たないプレー内容には失望した。
ナビスコカップのグループリーグ敗退は彼らにとって当然の結果。
彼らでは勝てない事の証だ。

完全に実力不足による敗北。そして敗退だった。
出場していた選手達は、自分達の実力不足を自覚するべきだ。
No.94 kiryu URL どうせ誰も死なない 05/05/22(日)02:30:29
中学生の頃、織田信長に恐怖したことがあった。
社会の授業で彼の”隠れキリシタン狩り”を知り、もし踏み絵として鹿島のエ
ンブレムが置かれたなら、自分は死ぬしかないだろうと思った。
譲れない物と命とを天秤にかけさせた信長に戦慄を覚え、死んでいったキリシ
タンの心情を憂いた。

まぁ、自分が馬鹿なのはわかってる。
でも僕は「鹿島と出会って自分の血の色の意味がわかった」と考えていたし、
心臓を開けばきっとエンブレムが一つ転がっているって、思う。
たぶん心臓に毛は生えていなくてチキンハートだけど、角の一つや二つは生え
ているかもね。

まぁ、それはともかく。

リバプールとの親善試合がカシマスタジアムで行われる事が決定したようだ。
偉大で、同時に最悪の歴史も持つリバプールと対戦が実現する事になってとて
も嬉しい。なにより、開催場所がカシマスタジアムという事が最高。
ここ数年様々なクラブとの対戦が実現しているけど、カシマスタジアムでの開
催でないのなら行かないと思っていた。何よりも大切なホームでの開催。嬉し
い。

ただ、一つだけ危惧している事がある。
それは、鹿島と同じく赤をクラブカラーとするリバプールとの対戦で我らが鹿
島アントラーズがホームスタジアムでクラブカラーを譲る等と言う事が起こら
ないだろうか、という事だ。

国立開催ではなく、カシマスタジアムでの開催なのだからアウェイユニフォーム
を着ることをクラブが受け入れるはずは無い。そうは考えているのだけどこれま
での海外クラブとの対戦の事を思うと、万が一の事が頭にのぼり心配でならない。

自分以外の多くのファンはどのように考えているのか知りたくて仕方が無い。
これまでにも海外クラブとの対戦の際にクラブカラーに対する拘りを訴えて
きたのだけど、同じような考えの人は(自分にとっては衝撃的な事だけど)
意外と少ないのではないかと思えてきた。
先日も、さる大きなサイトで話題に出してみたのだけど全く相手にされなくて
大きな衝撃を受けました。。。
単純に自分の書き方が悪いだけだったのかもしれない。
でも、もしも鹿島のファンが”ホームスタジアムでのクラブカラーの放棄”を
受け入れるのなら、クラブがそれを選んだとしても何の問題にもならないだろう
し、もうそこに自分の居場所は無いような気もする。

クラブは人が作り上げるもの。
そして、フロントも、選手も、ファンも。クラブに関わる人は時間と共に移り変わっていく。
じゃあ、僕達が死んでも生き続けるクラブとは”何”なのだろう。
僕は、クラブの存在を意味づけるのは、そのクラブに関わる人間の気持ちだと思う。
カシマスタジアムで無くても良いのなら、赤である必要が無いのなら、ただその事実が次の鹿島アントラーズを作っていくというだけの事だ。
No.93 kiryu  喜ぶのはあまり好きじゃない 05/04/24(日)00:02:45
最近、ゴールが決まって喜ぶ事が多くなったな、と自分で思う。
あ、今年はゴール数が多いねとかそういう話ではなくて。。。。

昔は「おっしゃーーーー!!!」とか、そういう喜び方じゃなかったなと。
以前感じていたゴールっていうのは、自信に対する証明だった。
鹿島が最強だという譲れない事実を証明するための手段がゴールだった。
だから喜ぶというよりは、ただただ咆えていたように思う。

1、2年前までは試合が終った後に「あぁ今日は喜んでたよ。。。」と
ガッカリしていたもんなんだけど、最近はそんなこと思うことも無くなっていた。
じゃあ何が違うのかって考えていくと、やっぱり自分の中で自信って部分が
弱くなっているんだろうと思う。
「鹿島以外のクラブは、鹿島に負けるために存在してる」とか言わなくなったもんな。

ああ、思い出した。
鹿島が最強だといい続けていたのは、そうすれば負けられないからだったな。
負ければ自分はウソツキ。そして「鹿島は最強ではない」となる。
意地でも勝たなきゃならない。そんな状況を北海道のだーれもいない所で
作り上げていたんだった(笑)

まぁ喜ぶんでも怒るんでもなんでもいいんだけど、もっともっとゴールに対する感情を上げていきたいな。
今はホント、自分でも大人しすぎると思う。きっと試合に賭けているものが小さくなってしまっているんだろうなぁ。
なんといっても、スタジアムは選手にとってもファンにとっても表現の場だから。
No.92 kiryu  「マックスボリュームのフルコーラス最高」 05/04/05(火)01:15:20
セレーゾって、やっぱすごい。
サイコー。

俺達のチームの監督。
でも、俺達と同じようにサッカーを感じてる。
スタジアムに流れる空気を感じてる。
このスポーツはみんなの情熱で成立するってわかってる。

鹿島サポーターが作り、唄った歌を、「最高だ!」って感じて、
それを伝えてくれるなんて、他の一体誰がまねできるの???
あんたすげーよ。
ニヤリと笑って親指立ててるのが目に浮かぶよ。

オレがそれを知ったのは試合の翌日だがな!!!(涙)
キックオフ1分前に行ったからマックスボリューム唄えなかったけどな!(号泣)

それでも、俺達の監督がそんなサッカーバカであることを誇りに思う。
ちくしょーーー今期初カシマでは絶対に歌ってやる!!!!!!
No.91 kiryu  雷さえも裏切って 05/03/27(日)04:33:51
ニアへ。
0.1秒止まって
さらぶニアへ
ファーへ移動し
一拍止まって
さらにファーへ
クロスが上がった瞬間に完全にゴール前から離れて・・・

そして名古屋戦の決勝点が生まれた。

僕は残念ながら名古屋戦には行かれなかったが、幸運にも非常に良い角度からの映像を見ることができ、アレックスミネイロがゴールするまでの動きを細かく確認することができた。

素晴らしいポジションチェンジ。
特に、最終的にゴールを生んだポジショニングに至った最後の一歩が勝負を分けていた。あの最後のワンステップには一流のDFでも対応できないだろう。

「クロスが上がる!」スタジアム中がゴールを予感する中で、ただ一人ゴールから遠ざかったのがアレックスミネイロだ。

彼は本当に雷の子なのだろうか。
少なくとも、名古屋戦のゴールを見るだけではその異名には違和感がある。
目的を達するまでに仕掛けた罠の数々。
スタジアムに流れる空気を利用し、その狭間を通って自分の空間を作り・・・
そして最後の罠を。

豪快なシュートモーション。名古屋のDFは”力”の決着を予感させ、
”彼らにとってのシュートコースを”塞がせて・・・

そうしてアレックスミネイロは最も多くのDFがいる空間にボールを通した。
ゴールキーパーは逆にとび、ゴールキーパーと同じコースを予感していたDFは
ただ足元を転がるボールを見送ることしかできない。

アレックスミネイロは本当に雷の子なのだろうか。
ゴールを陥れるまで、勝利の凱歌を挙げるまで、相手の心理を操り続ける彼が!?


むしろ呪術だ。
No.90 kiryu URL エウレルありがとう!がんばって! 05/02/02(水)00:55:46
今日、エウレルからメールが届いていることに気づきました。
先日彼にメールを送っていたのですが、送ってすぐに返事をくれていたようです。気づかなくてゴメン!

******************************************
やぁ、Takuya。私は新しいクラブがアトレチコ・MGになり、非常に幸福です。私とそして家族達も鹿島の事をホームシックのように感じており、私たちは常に鹿島と共にあります。
私たちは大きな親愛の気持ちをあなた達に向けています
******************************************

というようなメッセージでした。
メールに気づいたときは他の作業をしながらだったのですが、興奮で何やって
いるんだかわからなくなってしまいました。
何度言っても足りないくらいに感謝しています。
写真も添付してくれていたので、HPに載せておこうと思います。

本当に彼はファンや所属したクラブの事を大切に思ってくれていると思う。
こういった部分を大切にできるという事は、彼自身がプロとしての自分の生き
方を大切にし、誇りにしているという事。
ブラジル代表のユニフォームを見せたときや、200ゴールの旗を見せたとき
の彼の表情をもし見てもらう事ができたら、絶対に誰でも理解できると思う。
エウレルは彼のサッカー人生を正々堂々と誇りを持って歩んできた。
だから、いつ思い出しても僕たちは彼の事を誇りに思えるし、鹿島で会えて
よかったって、思えるんだと思う。

うれしいなぁ。

せっかくなので僕が送ったメールも残して置こうっと。

******************************************
こんにちは。エウレル。元気ですか?
子供達は元気ですか?
私はとても元気です。

エウレルは今年アトレチコ・ミネイロに移籍しました。
もしも私が調べた情報が正しければ、エウレルは10年ぶりにこのチームに復帰します。
伝統を持っているクラブで、エウレルの故郷のクラブです。
きっとあなたは大きな声援を受ける事でしょう。
彼らはエウレルに声援を送る事ができる。私はそれを羨ましく思います。

エウレルが鹿島を離れて一年間が過ぎました。
私は毎日のようにエウレルのプレーを思い出します。
最後の一歩まで全力でプレーする心。
ボールの転がる場所を知っている知性。
私にとって常にそれは理想のプレーで、共に戦えた事を誇りに思います。
そして再び歌うことができれば最高ですね!。
エウレル エウレル オオオオオ--
きっとその時あなたは笑顔で手を振るでしょう。


先日、新年に鹿島神宮に行きました。
それが下の写真です。
アントラーズとエウレルの幸せを願って....
きっと、私達にとって幸福な2005年になる!
楽しみましょう。

それではさようなら。
******************************************
No.89 kiryu URL 虚しさを感じた数秒間 04/12/13(月)23:58:06
同点ゴールに沸いた。
そして勝つための時間を手に入れた興奮が冷めた時、ふいに虚しさが沸いてきた。

交代で出場した野沢とファービオ。彼ら二人の郡を抜いたプレーの質が勝負のあやを手繰り寄せていたのは明らかだった。
ファービオの出来は彼の水準からすれば賞賛するのも気が引ける。
当然の事をやっただけだけ。それでも、明らかに高いプレーのレベル。
なぜ、こんな選手を抱えていながら・・・。
「誰が悪い」という事ではなく、この選手をシーズンの軸として戦えなかった無念の気持と、無益な議論の数々が脳裏に走った。

これは本当に一瞬で、すぐに勝負の世界に戻った。
でも、たぶんあの一瞬の虚しさは今年の感想の一端でもあるから、
ここに書いておこうと思う。
No.88 kiryu URL 後悔が先に立つ事は無いのに。 04/10/25(月)01:40:24
試合前に何か問題が起きる気はしていたのですが。。(まぁ浦和戦ですから)
ちょっと、シャレにならない事が起きてしまいました。
でもこの事件は今のアントラーズの姿がカシマスタジアムに映ったという事だと思う。
正直に映したものだ。カシマも。

最悪だけど、事実ですよね。全部。何もウソなんてないもん。
カシマスタジアムの神様が怒ったかな。

あの時、「恥を晒すなぁ!」そんな事を叫んで、そして自分が恥かしくなった。
いつも通りのことをしているだけだ。
怖いから、遠くで、安全な所で怒りを発散してるだけ。
何も変えられていない自分達の姿が、そこに映っているのにね。

ブーイングが響いて、泣き声が聞こえて、空から紙ヒコーキが降って来て。
嗚呼・・・
どうしてあそこで俺は直接殴りこんだヤツにモノを言えないのか。
それは怖いから。
バカみたいな話しだけど、もし話しに行って殴られても、力で戦える自信が有れば行ってた。でも、そんな自信が無いから行かなかった。
腕力が弱いから主張できないなんて、ホント馬鹿な話しだよ。

実際のところを言えば、一人行ったところで何もできないと思う。
でも、クラブが、警察が、他の誰かが解決してくれるのを待ち続けた。その繰り返しが、あの事態を生んだのだと思う。
そう思いながら、今回も同じ事を繰り返した。
あの光景は、俺の姿だ。。。

試合後にゴミ拾いしている時に、2Fからピッチを振り返って、また悲しくて虚しくて申し訳なく思った。
起こった後では遅い。でもせめて精一杯、正しい方向に進めたい。たとえ微力でも。。。
そして、再び壁にぶつかる。僕達には何が出来るのか。
No.87 kiryu URL ひとっかけらの、大きなもの 04/09/10(金)01:30:23
プロの選手として、フェルナンドはPKをミスし、鹿島はラストチャンスを逃した。
彼の技術的なミスについては、非難されても仕方が無い。
フットボールに置いて、常に「それがPK」であったとしても。

ただ、瑞穂競技場に居なかったファンの人にわかってもらいたい事がある。
それは、彼がチームの為、ファンの為にPKスポットに向かったのだという事。
彼はあの状況とプレッシャーに勝つためにあの場に立った。

僕は、あの状況では本田が蹴るのがベストだったと思ったし、その成否に関わらず今も同じ判断をすると思っている。
ただ、あの時あそこにフェルナンドが立った事にも、価値を感じた。
彼はあの時、チームを背負う為、踏み出したんだ。
フェルナンドという選手が、鹿島あってもう一つ大きな存在になる為のステップになると感じ、彼の成功を願った。

結果、彼はPKを失敗---チャレンジに失敗---した。
その代償は、大きかった。すごく。

ただ、深い落胆の中、ゴール裏へ真っ直ぐに向かい、深々と頭を下げた彼の姿は強く心に焼きついた。
彼が、何のためにスポットへ向かったのかが伝わったから。
でも、そのチャレンジは失敗してしまったから。僕達は悲しみに包まれていたから。
君の名前は叫ばなかった。
ただただ、鹿島のフェルナンドが再び迷わず階段に足をかけるように。その思いを込めて、16番のユニフォームを君に向けてかざしたんだ。
次のチャレンジこそ、成功させようぜ。フェル。

あの場に居られなかった方々に伝えたいのは、鹿島にとって悲しい結末が待っていたあのゲームの中で、前に進もうとする確かなエネルギーがあったのだという事です。
それは、失った勝利の前ではほんの小さなものです。
でも、そのエネルギーは、いつかきっと大きなものを生みだすと、僕は信じています。
ボールがゴールの外に転がった。たったそれだけの事だけど、あの一瞬はきっと大切なものだと、僕は感じています。
会場に居られなかった方々のほんの一部にでも、その事に共感してもらえたら嬉しく思います。
勝利も敗北も、それは常にのべつなく巡る数字ではない。

暇そうに見えて、色々と考えたり準備したりしており、僕の気持が中途半端にしか表現できていなかったので、このタイミングで書きました。
休む間もなく、明後日は難敵セレッソとの対戦です。
皆さん、カシマスタジアムで会いましょう。
No.86 kiryu URL 怒りを覚えるその訳は 04/08/31(火)00:51:50
負けたり引き分けたりした時に怒るってのは日常茶飯事なのだけれど、
昨日の試合のように「バカじゃねえのか!!!」なんて、そんな風な怒り方をしたのは久しぶり。

そう。怒りを感じる。それだけの「質」のある内容だった。。。それなのに!!!

セカンドステージのチーム状態。そしてゲーム内容は、ファーストステージとは全くの別物。
ゲームを組み立てる上で必要な力が加わったので、基本的な内容は大きく向上してます。

信頼できる友人に聞いた話ですが、相手監督のオシムは後半はずっと頭を抱えっぱなしだったらしい。
それも当然。本当に完全にゲームは支配していたのだから!
影像を見られない方々には、是非わかってほしい。

その上で、一つ一番感じる課題は、チーム全体が賢さを持たないという事。
あらゆる場面で、状況を生かすための賢さが足りないと思う。
せっかくあれだけの状況を持ちながら、生かす事ができないなんて!
運動量不足なんて言われてるけど、違うと思う。課題は賢き、賢くボールを回すこと。
頭使って、しっかり状況判断していれば、自分がミスをする事もパッサーにミスをさせることも無くなる。
技術的には物凄く高い。多くのミスをなんとかフォローしてしまえるほどに。
あれだけの状況を持っている中で、くだらないミスをなくせば!!ああどんなに状況を生かせることか!!!
頭と気持でサッカーやろうぜ!そうすりゃーお前ら凄いことになるぞ!!

あと、開幕戦で持ち上げておいて申し訳ないんだけど、隆行のポジションをどうにかしなければ。それはもちろん彼自身が向上することでも構わないんだけど。。。
ポストプレーだとか、キープ力という面では、バロンが出れば十分発揮できる。
昨日の様な試合展開では、隆行のキープ力によるプラスより、判断ミス、トラップミス、シュートミスで失うものの方が多きい。

そもそも、本気で隆行に「ゲットゴール」の連発を求める人は多分居ないと思う。
最後にゴールを決めたのが3年前だし、そもそもリーグ通算9得点だし。。。
まだ両手で間に合っちゃうものね。。。
バロンが計算できる以上、もう一人に求められる最も重要な要素は、バロンの特徴を生かし、生かされるプレー(すみませんね。こればっかりで)

開幕戦は、彼だけがターゲットだから、彼が活かされればよかった。(彼はあんまり考え・判断する必要がなかった)
でも、バロンがいると、彼が判断していかなければならない。そういう意味ではやはり大きな不安が残る。
できることなら、彼自身の成長によって克服して欲しい。
もちろん、合流して間もないのだからコンビネーションの向上によって修正される部分にも期待しています。

もっと色々言いたいのですが、時間が無いのでもう寝なければ。
選手達には、今持っているベースを生かして欲しい!

賢く!!!!!!
No.85 kiryu URL セカンド開幕!その2 04/08/20(金)00:33:33
もたもたしてると2節になってしまいますね。
開幕戦のゲームについて書かないと!

結論から言うと、鹿島のサッカーの展開が大きく変わっていました。
スタジアムで感じた可能性が、今後どこまでゲンジツに反映されるのか。
その意味で不安はありますが、僕は開幕戦のゲーム内容に大きな希望を得ました。
殻を、破るか。ついに!なんてね!

相手が柏ということで、評価は難しいというのもありますが、言われているほど
柏は悪いということは無いと思います。
セレーゾも言っていましたが、鹿島に対する研究はかなりしていたように思えた
し、もし開幕戦でピッチに立ったが1STステージの鹿島だったら、結果が同じ
1−0だったとしてもその内容は大きく異なったでしょう。

僕が感じたファーストとの多きな違いは、2点。
1点は、前線からDFラインまでの距離が驚くほどコンパクトであること。
そしてもう1点は、前線でのキープ力がグンと上がっていること。

この2つの違いがキーになって、チームの血の流れが断然よくなっている。
全体がコンパクトである状態で、フィードボールが前線で収まる為、そのフォ
ローが
早く、前線の選手には複数の選択肢がある事が多い。そのため、キープしたボー
ルが
奪われることなく攻撃につながり、だからこそ、全体もまたラインを上げること
ができる。

これが、軽やかなパス回し、そしてその間にあがった逆サイドバックへのサイド
チェンジ。
そこから繰り出されるクロス。。。へつながっていたのだと見ています。

この変化を生み出すキーマンが、鈴木隆行。
僕は彼のこれまでのプレー振りを強く批判。あるいは非難してきており、彼が
チームに加わる事にも拒否感を感じていました。
しかし、開幕戦で見せた闘志を持ってプレーするのなら、話は全く変わってきま
す。
このようなゲームへの取組み方を続けるのなら、失った信頼を回復できるように
思う。
あと、倒れてもいいからとりあえず起きてくれ。

いろいろ言いたい事があったのだけど、明日の夕方から大阪に向けて出発するの
で、準備しないと!
中途半端ですがこれでとりあえず終わりにしますね!
あーーーーーバロンがデビュー戦でゴール決めなかったってのは、内緒で!!!
No.84 kiryu URL セカンド開幕!その1 04/08/16(月)07:12:42
セカンドステージ開幕・柏戦に参加してきました。
お盆の時期に開催されたこの試合。昨年のこの時期に開催された名古屋戦では、カシマまで車で9時間もかかってしまったのでした。
今年はどうなるのかなーと思っていたのですが、朝7時の電車に乗ったものの別段混みあう事もなく、まぁ快適に移動できました。到着時間も変らなかったし。
電車の中ではずっと森山直太朗のアルバムを聞きながら寝たり起きたりの繰り返し。
ゆっくり音楽を聴く時間が取れてよかった。

そういえば久々に電車で行ったので、鹿島線が試合開始の4時間くらい前にならないとカシマスタジアム駅に止まらないって事を忘れていました^^;
ただ、電話で連絡した友達が同じような時間に車でカシマに向かっていたので、スタジアム駅のひとつ前の荒野台駅まで向かえにきてもらえて助かりました。(ありがとう)

駅からスタジアムに向かう短い間に、前々日の練習試合を見に行った方から、セカンドステージに向けて、鹿島はかなりファーストとは違った試合へのアプローチをしようとしている、という見解やセットプレーに関して等、有益な情報を頂きました。

スタジアムに着くと、友達達と挨拶や会話を楽しみました。挨拶はいいですよね。
沢山の友達と挨拶や会話するのはアントラーズの試合に行く最大のモチベーションの一つです。試合の勝ち負けが全て。それは鹿島がテレビの中の存在だった頃のお話。

一時間くらいお喋りしていて、そーいえば試合開始までにゲートフラッグを縫ってしまわないと出せないことを思い出しチクチク縫い始めました。僕の遠征リュックの中には、ちゃんと裁縫道具も入っているのです。ふふふ。
と、いいながらも僕のあまりにもたどたどしい縫いっぷりを見かねた方が、一辺縫うのを手伝ってくれたのでした(笑・ありがとうございました)。
自分で縫うのは久々だったので、7割増しでのたのた縫ってましたからね〜。

そんなことをしている間に、時間も15時半に近づいたので裁縫作業は一旦中断。
しかし、ここで大きな問題が。チケットが無い!!!
2時頃には山梨から来ている友達から受け取るはずが、いくら電話しても出てもらえず(涙)結局4時過ぎまで寂しくスタジアム横で待っていたのでした。
お子さんが海から出てこなかったそうで(笑)。仕方ないっか〜。

入場時間が遅れてしまったので、急いで裁縫作業に入りました。
風の入ってこないエリアに独り、旗を広げて黙々・黙々とお裁縫。
今までに作ってきたフラッグよりも一回り大きく、一辺が1.6mくらいあるので試合開始までの時間で急いで縫わないと!
途中、通りがかった友達や、知らないおばちゃんに話し掛けられたりしながら、18時前にようやく完成!
丁度完成間際に応援に来てくれた友人に持ってみてもらい、少し離れた位置から見てみましたが、思ったよりは見た目もよく、とりあえず満足!
久々にしっかりと旗を持った感触は懐かしく、はためく音がとても心地よく感じました。

以上、試合開始前まで。たいした話じゃなくてすみません。
また後で試合の話も書きます。
No.83 kiryu URL 平瀬完全移籍 04/08/07(土)02:34:57
完全移籍、か。

移籍するんだろうなっていうのは、ここ最近の鹿島の動きを見ていて感た。
理屈を並べれば、彼の移籍は当然って言えるし、この移籍に関しては異論を唱えるつもりも無いのが実際のところ。

でも。。。

「完全移籍」というフレーズを目にしたとたんに、自分でも驚くほど、ショックだった。
『移籍するって言ったって、どうせ戻ってくるんだろ!?半年後にはさ!』なんて、からかうような気持ち半分だったんだけど、もう戻ってくる事はないのだと言う事実をとても辛く感じた。

別に、僕は平瀬が大好きだ!なんて訳じゃない。
客観的に「平瀬の実力では、リーグを乗り切るのは難しい」という事は何度も言ってきるし。
でもね。。。驚いたことに、僕の中では熊谷移籍の報よりも、もっとショックだったんだな。これが。

なんでだろうかって、考えたら、やっぱり平瀬や柳沢ほど、色々と応援の仕方を考え、工夫しては失敗しながらやってきた選手はいないからだろうなって思った。
ヤナギと平瀬は、ファンの接し方はかなり違ったけれど、力を発揮させる為にいろいろと応援を試行錯誤してきた選手。
精神的に脆さを見せる選手だから。それだからこそ、奮起させようと名前を叫び続けたり、逆につらく当たってみたり。やりすぎたって気付いて必死にフォローしてみたり。
「オメーーーはホンット!!しょうもねぇな!!!」って言いながら、あと一歩足を出させようと、ゴールに目を向けさせようと必死になってきたんだよね。
なんやかんやって言ってきてもさ。試合会場で向き合ってきたんだ。
「平瀬は乗せれば凄いんだ!」なんて、まるで「5ターン以内にエスタークを倒せば仲間になる!」とか、信じ込んで必死こいてドラクエやっていた時みたいに、ウソか
ホントかわかんないけどがんばってみたり。
未だによくわかってねぇよ!!平瀬!!ホントのところ、お前はどういうヤツなんだ!

いろいろあったよなって、思う。
平瀬の得点は多くないけど、印象的なものが多い。
2000年セカンドの磐田戦で、ヤナギとそっくりなゴール決めたり。
文句は言ったけど、去年のアウェー・セレッソ戦の同点ゴールも、いいゴールだった。
そして。。。俺のサポーター人生で唯一の「異次元」に至ったあの瞬間。
2001年のCSでのゴール。
1年間。あるいは、鹿島の歴史に触れながら戦っていたあの試合で、目の前に居た磐田だけでない全ての『敵』を超えたんだと感じたあの瞬間。理由も分からないままに流した涙。
あの時、ボールを押し込んだ姿はさ、絶対に忘れないから。
忘れないっていうか。。。もうあの瞬間は完全に切り取った、俺の一部だから。
ビデオじゃなくてさ、ボロイけど俺の脳みそってハードディスクに、ありもしないけど気分はツメ折ってるよ。

移籍した連中には、いつもなら「ウチとの試合意外で活躍しろよ」って言う所なんだけどさ。
なんか、お前には「やれるもんならウチから一点とってみろよ」って、言ってやりたい。
真中みたいにさ。親不孝者になってみせろよ(実際は孝行息子らしいけど)。

移籍してさ、いい選手になれよな。
もしかしたらダメかもしれないけど、さ。ふん。
No.82 kiryu  風小僧からの贈り物 04/07/11(日)00:26:02
夢にも思っていなかったことが起きました。
こんな小さな部屋にいるのに、今、僕の目には日本とブラジルという二つの国が交互に映っています。

3日前の夜、自宅でメールをチェックしていると、「EULLER」というタイトルの
メールが届いていました。
差出人が知らない方だったので不思議に思って明けてみると、内容は思いもよらないものでした。

メールをくれた方はエウレルの友人で、ブラジルから日本に帰国する際にエウレルから僕にプレゼントを渡すようにと言われているので、連絡して欲しい。そう書いてあったのです。

正直に言います。最初は意味がわかりませんでした。
「目を白黒させる」というのはこういう時の事を言うのでしょう。
携帯電話の電話番号が書いてあるのをみて、「ゼ、ゼロキューゼロ金融??」とか・・・。(ホントスミマセン・・・)
疑う、というよりも、あまりにも理解の範疇を超えた内容で、「ナイナイ!ナイナイ!(汗)」と必死に否定する感じでした。
だって。。。。誰だってこんなこと信じられないでしょう??

意味も無く部屋の中をウロウロしたり、座ったり立ったりを繰り返して、ようやく
落ち着きを取り戻したところで電話をかけさせて頂きました。
その中で色々とお話させて頂いたのですが、感動の連続でした。
エウレルが退団したあと、何度かメールを送りましたが、エウレルはそれを凄く喜んでくれているということ。
メールに添付して送った写真は、印刷して家で大切に飾ってくれていること。
ボカ戦の前にカシマで撮った写真も、飾ってくれているようです。
こんなに嬉しいことがあるでしょうか。

エウレルは、僕が何度か練習場に行っていた事もちゃんと覚えていて、関東に住んでいるって思っていたみたいです(笑)。
そして、ポルトガル語が喋れると思っているらしい(汗)。メールをポルトガル語で書いたからですね。ホントは全然できないんですけれど(笑)。
色々話を聞かせて頂いて、僕が応援してるっていうことがエウレルにはちゃんと感じ取ってもらえていて、それを喜んで貰えているということがわかり、凄く幸せに感じました。
なによりも、伝わっていたって事が嬉しかったです。プレゼントは信じられない・・・・。
できればお会いしてプレゼントを受け取りたかったのですが、家が遠いという事で宅急便で送って頂く事になりました。

そして。。ついに今日僕の元にエウレルからのプレゼントが届いたのです。
届いたのは、今期のブラジル全国選手権で使用したサン・カエターノのユニフォームに、
Ao
Amigo
Takuya.
Um Abraco
EULLER
というメッセージサインが入っているものでした。
こんな事は想像したことも無かった。だから、自分の手で触っているユニフォームに
まるで現実感がありません。
ただ、現実感がなくても、このサインは間違いなくエウレルのもの。
着用済みだっていうのも、エウレルの香水が証明してる。
そう、これは本当に僕の手元にあるのだ。
僕が信じられないのは、これが妄想ではなく現実だということそのものだ!!!!!
とにかく、あまりにも僕の受け皿を越えた出来事で、信じられないとか、夢のようだとか、そんな表現しかできないのです。


エウレル、本当にありがとう。
アントラーズというクラブがもつパワーが、僕達とエウレルとを出会わせました。
僕達がその出会いを大切にし、なによりもエウレルがその出会いを楽しみ、大切にしているからこそ、このような幸せを僕が感じることができたのでしょう。
いつか近い将来、きっとまたアントラーズ、あるいはフットボールが僕達を再会させると信じています。
コパ・リベルタドーレスは本当に残念でしたが、カンペオナート・ブラジレイロをサン・カエターノが制することを遠い日本から応援しましています。
そして、僕達はきっとJリーグを制します。
二つのクラブの勝利が、僕達の間に新しい何かを生み出すことを期待しています。フットボールはいつもその繰り返しですから。

それでは、最強のアタッカンテで、最高の友人。そして、季節外れに訪れたサンタクロースであるエウレル。
それに、僕とエウレルとを繋げてくれたエウレルの素晴らしい友人へ・・・

Um Grande Abraco!!!!
No.81 kiryu  次のアントラーズを育てたい。 04/06/06(日)15:21:55
あれはどのゲームだっただろう。
昨シーズン終盤戦。ゲームを終えて長い電車の旅をしながら帰路についていた時だったと思う。なんか、ツライゲームの帰り道。

「あぁ、俺たちの世代になるんだ」と思った。
2001年からスタジアムへ足を運ぶようになって、必死に応援してきた。
勝利も敗北も味わってきたけど、その時に気付いたんです。
「鹿島を支えている選手を育てたのって、昔からスタジアムで応援してきた人たちだよな」って。
僕は、彼等が育てた選手を応援しているに過ぎないんだなって。

2002年くらいまではやっぱり前の世代が育てた選手が中心だったんだけど、2003年は違った。シーズンが進みながら、どんどんチームの世代が変って行くのを感じた。
経験の無さをあちこちにチラつかせながら戦っている鹿島を見ていて、「彼等を育てなきゃならないんだ」って思うと同時に、「『オレのアントラーズ』にするチャンスだ」って、気付いたんです。

アントラーズは、最後まで戦い抜く。
アントラーズは、「屈辱からの逆襲」こそが真骨頂。
僕はそれを知ってる。選手に伝えなきゃならないんですよね。

本当に最後まで闘おう。そう思って、残りのシーズンに臨みました。
厳しい試合の連続で、針の穴の様に可能性が縮まってしまったり、気付いたら広がっていたり。でもどんなに小さくても「優勝」を見つめて戦って、そして埼玉にたどり着いたんです。

すごく沢山の想いが交錯する中であの試合に臨んで、積み上げて積み上げて、目指していたものまでほんの少しの距離まで近づいて。
「もう少し!」って思った時に、そこで「今のアントラーズの顔」が出てしまった。
最後までって思っていたくせに、ショックで同点にされてから声が殆ど出なくなってしまいました。
何もできなかった試合でも、5点取られたゲームでも戦えたのに。あの時、打ち砕かれてしまった。
物凄くショックでした。
スタンドを出る時に感じた悲しみは、不謹慎だから「例え」をここに書く事はできないのだけれど、深かった。凄く。

本当に悲しかったのだけれど、逆にあれほどの悲しみを感じることが出来た事を2003年の価値にしなければならないと思いました。
前世代の鹿島アントラーズが、屈辱を乗り越える為に戦い続けて勝者のなったように、次世代のアントラーズもまた、あの屈辱を乗り越えなければ。
前世代のファンが、チームを支えたように、次世代の僕達が今のチームを支えなければならない。アントラーズを支えるのは、俺達以外に誰もいないんだから。

これからのアントラーズを、本当のオレのクラブにしたい。
俺たちが育てた選手で、この国を制したい。アジアを制したい。
喜びも、悲しみも。それを逃げずに出来る限り浴びられたらって思う。
No.80 kiryu  裏切り者を捜せ 04/06/06(日)13:56:25
いまや、鹿島ファンは裏切り者の存在なくしては敗北を受け入れる事もできない。
愛するもの以外の全てを疑い、猜疑心にまみれた目と、手と、言葉で鹿島を汚す。

彼等の吐く言葉から想像される、彼等に映っている鹿島を想像すると滑稽だ。
それはまるで美しく飾り立てられたピエロの群れで、愚かな座長が不器用な手でピエロ達を躍らせる。

彼等にとって、侮辱は鹿島に対する愛情表現として消化される。
言葉はさしたる意味を持たず、その言葉が誰かを傷つける事に気付く事もない。
あるいは、誰かが傷つくことを望んでいる。
その目に映る現実は、歪んだナイフで切り取った一面を数少ないテンプレートに当てはめ、回転寿司の様に運ばれる。しかもトロも、大トロも、赤身も結局マグロでしかない!!


時代は変る。当時とは状況が違うし、僕が感じた事はテレビ越しに感じた事に過ぎないのだから、その解釈が正しいとは限らない。
それでも、僕が鹿島を愛したのはクラブとファンとの信頼関係に魅せられたからだ。
チームはファンを。ファンはチームを見つめていた。
何も信じていなかった僕が、信じるって事を知った。
それがもし幻想だったとしても、今は夢見ることさえできやしない。

痛みがあれば、苦痛に顔をゆがめればいい。迷惑そうに払いのけるなよ。

全99件中1件〜20件を表示しています。 次の20件 最新投稿