横井のひとりごと

No.23 横井  元旦に会おう! 03/12/21(日)19:36:54
 天皇杯4回戦終了後に秋田・相馬の退団あいさつがあった。2人の、鹿島への未練とともに次の進路での活躍を誓う言葉。「あなたたちは僕の誇りです」と言ってくれた秋田。胸にじ〜んと響いた…。でも、泣くことはない。まだ天皇杯は続いている。スタンドからは「ありがとう」や「さようなら」ではなく、「また帰ってこいよ!」の声が多数を占めていた。自分も同じ気持ちだった。最後の胴上げは、できれば天皇杯優勝時にやりたかったが、これがカシマでの最後なので仕方ないだろう。元日、国立でまた会おう。秋田・相馬。

 ノックアウト方式のトーナメントで同じ過ちを繰り返すことは終戦を意味する。このレイソル戦も一歩間違えば取り返しのつかないことになるところだった。

 前半、アビスパ戦と同じような時間に2失点。まるでデジャヴだ。とは言え、鹿島の守備は先週と比べたらましだった。むしろレイソルがやはりJ1のレベルだったということだろう。プレッシャーが厳しかった。小笠原を絶対フリーにさせない決めごとがあったようだ。おかげで前線にパスがまわらない。決定機もなくはなかったが、攻めている感じはしなかった。
 失点のシーンは…凡ミスからだった。1点目は秋田がヘディングでキーパーへ返そうとして失敗し、相手に押し込まれてしまったものだ。連携ミスには違いないが、バックパスしか頭になく曽ヶ端の位置も確認しなかった秋田に責任がある。鹿島DFはバックパスが多すぎる。もし、これで負けたら試合後のセレモニーでまず謝ってから挨拶に入るという最悪の展開になるところだった。
 2点目は相手コーナーキックの混戦から決められしまった。フェルナンドのクリアボールが鹿島サイドに飛んでしまい、走り込んだ玉田にズドンと決められた。
 隣にいた同行者と「またかよ。」「無理矢理盛り上げようとしなくてもいいのに。」「今日も延長戦だな。」などと話すような展開の前半だった。

 後半、やはり先週と同じく鹿島が前にでた。レイソルのプレッシャーがやや弱まったため、深井にいいボールが出始めた。そして、やはり同じような時間に反撃の1点が入った。決めるとすれば深井、そんな期待感の中、やってくれた
。ロングパスに素早く反応し、左サイドを抜けて豪快な一撃!しびれるシュートだった。
 これで勢いが出た鹿島だったが、攻め続けるも惜しいシュートが入らず、じりじりする展開。これも先週と同じだ。しかし、今週は更に劇的だった。野沢のパスを深井が受けて再び執念のゴール。深井の個人技全開だ!これで最悪延長戦だ!と喜ぶのもつかの間、直後に途中出場の中島が逆転の3点目をたたき出してしまった!ゴール前、左からのクロスをDFと深井がかぶった(頭上をこえること)ところをつま先で押し込み決勝点。「そろそろ決めてほしい」そんな期待が高まっていただけに、このゴールは格別だった。
 結局、ロスタイムで逆転し、苦戦したものの勝負強さを見せてなんとか勝ち残ることができた。

 勝ったとはいえ反省すべき点は多い。個人でいうと、平瀬はもう赤信号が点こうとしている。最低やらなくてはいけない仕事ができていない。今すぐ来季への出直しをはかってもらいたい。両サイドの2人も攻守のタイミングがつかめていない。戦術眼を磨く必要があるだろう。

 勝負強さはみせたが、同じことを2試合繰り返した罪は重い。一発勝負に対する集中力が足りない。早くも準々決勝が目前に迫っている。敵は強いのだ。自分は残念ながら仕事の都合上、もう決勝しか行くことができない。元日カップを掲げる瞬間まで気を抜かずいってくれ。
No.22 横井  秋田に栄冠取らせる気あるのか? 03/12/14(日)23:35:18
 解雇問題、今期最後のタイトルチャンス、けが人が復帰しない中来季の主力たる若手メンバーがどこまでやれるのか・・・今回の天皇杯の持つ意味は大きい。今日はフロントの解雇問題に対する回答を聞いて思うところを書くつもりだったが、同行したメンバーがどうしても早く帰るというので1人残ることも出来ずスタジアムをあとにした。なんのためにわざわざ黒服を持っていったのか、非常に心残りである。
 フロントの責任について言いたいことは山ほどあるが、クラブの説明も聞かずに書くのはアンフェアなので、今回はアビスパ戦のレポートだけにしておこう。クラブの説明内容がわかったら改めて書いてみたい。

 秋田のカシマでのプレーが見られる残りわずかな機会、それが今回の天皇杯だ。抗議行動もあるので、スタジアムには満員は無理でも15000人くらいは入るだろうと期待していた。だが、浅はかだった。なんとも閑散としたスタジアムではないか。最初っから2階席が封鎖されていたほどだ。6500人…想像の半分以下。鹿サポのほとんどがこの試合に何の意義も感じていないことがよくわかった。暴言覚悟であえて言うが鹿サポの底は知れた。こんなものか?相手がジュビロかFマリノスだったら3万人入ったんだろうね。1回戦だろうが、決勝だろうが。
 こんなサポばかり、すなわち「なんだかんだ言っても所詮天皇杯の初戦。どうせ福岡なんか楽勝さ。もっと勝ち進んでから行けばいいや。」という意識のサポばかりだから、前半のあのていたらくな試合を、初戦敗退のピンチを迎えてしまうのだ…

 前半はとにかく守備がぬるい。頑張っているのは代表戦で疲労と故障があるはずの小笠原だけだ。サイドからあっさりいいクロスを上げさせ、中央で簡単にフリーでシュートを打たせる。油断というより、やる気があるとは思えなかった。なすすべなく2失点。内田の守備、石川のクロス…どうみても相馬に劣る…来季のレギュラーよ、しっかりしろ!!

 後半はハーフタイムに余程喝を入れられたのか、見違える積極性だった。後半相変わらず大車輪の小笠原の低弾道フリーキックが決まって追撃開始。圧倒的にゲームを支配したが、本山、フェルナンドなどが決定機をはずし、徐々に苦しい展開に。
 だが、予感はあった。これだけ攻めて追いつけぬはずはないと。というか、こんなところで終わってたまるか、という意志が選手、サポ両方にあった。終了間際、ゴール前の混戦からこぼれたボールが秋田の目の前に!落ち着いて押し込み、ようやく追いつくことができた。やはり決めるべき人が自ら運を呼び寄せたか。
 延長戦も一方的鹿島の展開だったが、またもフェルナンドが決定的チャンスをはずし、ため息がもれる。それでも延長後半、途中交代の野沢が左サイドからVゴールをたたき込み、どうにか秋田の終戦を免れた。

 今日の試合、格下のアビスパだから逆転もできた。だが、J1チームならこうは行かない。幸い次週もカシマで試合ができる。しっかり立て直してくれ。あくまで目標は優勝だ。


 今日は黒服による抗議が行われた。自分は黒服を持っていったが、試合中は黒服を着なかった。インファイトの方から黒服着用を促されたが、応じなかった。彼らの心意気には答えたかったが、選手、特に秋田には臙脂で染まるスタンドを見てもらいたい…それが自分の思いだったから従えなかった。インファイトの方も意固地にならず、共に大声援を送ろうと言ってくれた。感謝したい。インファイトのやや語気の強い言い方に不満を持った方もいたようだが、彼らの思いは格別なのだ。悪意にはとらないでほしい。
No.21 横井  秋田・相馬が何故こんな目に… 03/12/07(日)19:55:11
 秋田・相馬を含む6選手の解雇が発表された。心に大きな穴が空いたようだ。秋田・相馬は自分にとって鹿島の顔であり、鹿島そのものであり続けた。鹿島一筋のまま鹿島で引退してほしかった…。だが、それは許されなかった。感情的に納得はしていない。けれど、一度は冷静にこの結果を分析しておく必要があると考えた。

 2人が解雇に至った理由(フロントの考え)は以下のとおりだと思う。

(1) 能力の低下
  秋田を一年見てきた。1stステージのマリノス戦で突然精彩がなくなった。以来、秋田らしい力強さは見ることができなくなった。年齢による衰えなのか?疲れの蓄積なのか、今でも判断しがたい。が、今までの秋田でないことは確かだ。確実に失点に絡むようになった。特にナビスコ決勝という大舞台で何もできなかった。今にして思えば、あのACLでアジアの格下チーム相手に大量失点・惨敗で既に露呈していたのかもしれない。
 相馬もやはりマリノス戦からおかしくなった。致命的ミスの続発…。それまでの好調が嘘のように仕事が出来なくなった。そして怪我による離脱…復帰し、健在ぶりをアピールしたが、すぐに怪我を再発。年内復帰は難しい状況になった。
 秋田の瞬発力・集中力の致命的衰え、相馬の運動量の低下・怪我は一時的なものではないようだ。優勝を狙うチームの主力としては期待できないとの判断だろう。

(2) 年俸の高さ
 確かに2人の年俸は高い。だが、高いから即解雇という図式ではない。要は対費用効果だ。来期はベンチウォーマーとなる可能性が濃厚な2人。しかし、彼らの年俸ではレギュラーとして1年戦える能力が求められる。この年俸で控え選手では割が合わないというわけだ。

(3) 世代交代
 能力が降下しつつある2人をそのままにし、次世代の育成に力をいれなければ、鹿島の凋落は回避できない。本来は金古や石川が実力でポジションを奪わなければならないが、いつまでも中途半端なので、無理にポジションを空けてでも進めなくてはならないと判断し、強硬手段で世代交代を進めようとしたということだろう。


 恐らくこのような上記3つの理由だろうと推測した。

 だが、それでも疑問はある。

 何故、「解雇」なのか?だ。

 年俸を大幅に減少しスーパーサブとして活躍する道はあったはずだし、感情的にも戦力的にもそれがベストでは無いかと思う。本当はそうしてほしい。それが自分の希望だ。
 だが、フロントも苦渋の決断をしたのだと思う。鈴木強化部長が「秋田の存在が大きすぎる」と言い、また「監督が秋田がいると頼ってしまう」と言った。しかし、本当は、秋田に頼るのは監督ではなく後輩選手達だ。本来は若手が自分達で自ずから自覚し、奮起しなければならないが、それが長い間できていないのであえてショック療法及び排水の陣を敷いたのだ。
 更に残留の場合、年俸を大幅に減少せねばならないことも解雇した理由だろう。他のチームならば鹿島残留より高額な年俸が期待できるという、ある意味親心からの解雇とも言えるだろう。

 フロントの考えはこのうようなものだと思う。ある程度納得はする。だが、衰えたとはいえいまだ戦力となりえる、しかも鹿島の大功労者、鹿島の顔・鹿島そのものとも言える2人を放出しようというのだ。相当の覚悟をして頂きたい。サポーターが感情的に許すことはできない。責任は重大だ。

 秋田・相馬への思いや今年の敗北に対するフロントの責任等について言いたいことがあるが、長くなったのでまた次の機会に。
No.20 横井  終わりは新たな始まりだ! 03/11/29(土)21:31:04
 03年シーズンが終了した。ナビスコの借りを返し、優勝を決めるはずの最終節レッズ戦。勝てば優勝という状況が出来たにもかかわらず引き分けに終わり優勝を逃した。無念だ。放心状態から未だ脱してはいない。夢を見ているようだ。
だが、もう既に現実として突き刺さった結果なのだ。いつまでも嘆いてはいられまい。強いチーム作り、そして天皇杯制覇…何も終わってはいない。さぁ、前へ進もう。

 前節逆転優勝に望みをつないだ鹿島。首位ジュビロが負ければ、勝つだけで優勝。ジュビロが引き分けなら4−0の勝利が必要となる試合。同時進行であるため途中で余程ジュビロが大量失点しない限り4−0の勝利をめざさなくてはならなかった。
 左SBに池内、OMFの位置に石川という布陣は大敗のナビスコの結果からすればやむを得ないだろう。だが、守備にかかりきりというわけにはいかないのがこの試合なのだ。当然セレーゾから積極的な攻撃を指示されたはずだ。「前半で2点はほしい」というのが自分の希望だった。実際小笠原の素晴らしいボレーや青木の初ゴールで2−0とした時は「4点とれるぞ!」と思ったものだ。

 だが、その後はよくなかった。2−0とされて開き直ったレッズの攻撃。それに対してあまりにも引きすぎた鹿島。前線の深井や平瀬にいい加減なロングボールを出すだけで誰もサポートしない。レッズが猛攻を仕掛けたのではなく、鹿島が受けに回りすぎたいうのが正解だろう。特に後半早々、エメルソンのPK失敗で流れは鹿島に傾いたはずだった。ところがその機会を生かして攻め返そうとする姿勢はまったくなかった。3点目は絶対に狙うべきだったのだ。リスクを犯したくはないが、孤立したFWにいくらボールを放ってもキープはできない。せめて2人は前に出てFWのサポート、もしくは自らパスの受け手になるべきだった。
 同じ失敗をしたのが実は99年の浦和。後半に福田のゴールで先制し、自軍の守備に対する信頼のなさから一切上がることなく9人で守りきろうとした。だが、残り時間鹿島が一方的に攻めまくり終了間際に熊谷が同点ゴール、そして、最後は小笠原がVゴールをたたき出した。その轍を今度は鹿島が踏んだのだ。

 エメルソンのヘッドが決まった瞬間はもう絶叫した。「こんなバカなことがあっていいのか!」と。だが、これは60分間も「守備のための守備」で守りきろうとしたツケが最後に回ってきたということなのだ。自分はこの「守備のための守備」が大嫌いだが、これで守りきって勝てるのは多くて残り5分だと思っている。後半はもうほとんどの選手が体力切れだったが、その原因は前半飛ばして攻め疲れたせいではなく、この「守備のための守備」に追い回されたせいだ。2点リードがあるのだから、バランスをとって戦い、鋭くカウンターを仕掛け虎視眈々と3点目、4点目を狙うべきだったのだ!それで相手をうかつに攻めさせない状況が作れたはずだ。引きすぎた守備はレッズの攻撃を増長させるだけだった…

 苦しいメンバーでどうにか最後まで優勝争いに絡んだアントラーズ。最後に踏ん張り、そして戦い抜いた選手、特に力を伸ばした若手達には拍手を送りたい。だが、それだけだ。結果を出せなかったこと、無様なシーズンに終わったことに変わりはなく、決して許されるものではない。
 しかし、まだ天皇杯が残っている。ラストチャンスだ。さぁ、結果を出してくれ。尻に火がついているのがわかっているのか!?平瀬・秋田よ。今日の結果で全力ならあなた達に来期のレギュラーはない。あれが限界か?違うと言うなら黙って結果を出せ。言葉はいらない。
 若手にチャンスを与え来期の新チームの礎を作るのか、ベテランがまだやれることを見せつけるのか、天皇杯…何にしても期待して待とう。
No.19 横井  V戦線生き残り!いざ最終節へ 03/11/23(日)23:56:16
 ホーム最終戦、引き分け以下なら今期終了というプレッシャーの下、最後まで諦めない姿勢が勝利を呼び込んだ。苦しいメンバーでどこまで行けるか、不安と期待が入り交じる中、今期ほとんど見ることのなかった執念をここにきて見せた。最終節の浦和戦にいよいよ期待がふくらむ。

 レイソルはけが人などで若手中心の苦しい布陣。快勝、と行きたいところだが、それ以上に苦しいのがうちの布陣。秋田・大岩が出場停止なのは周知のことだが、名良橋も全治1ヶ月の怪我でほぼ今期絶望。本田も怪我で出場が難しいらしい。圧倒的DF不足だ。サブにはユースのDF野本が緊急でベンチ入りした。そのおかげもあり、今日は近年まれに見る若い鹿島になった。何せ一番年上が平瀬(26)なのだ。

 そんな中今日の注目はもちろん若手4バックだ。トップチームでは今期初の4バックとは言え、このメンバーが通用しなければ、来期DF構成のめどが立たない。「行けるはずだ。サテライトでも組んでいる4人だ。大丈夫なはずだ。レギュラーをはれることを見せてやれ!」と半ば祈るような気持ちで見ていたが、予想以上の手応えを感じることができた。
 後半やや疲れを感じたものの、前半の守備は連携がとれてしっかり攻撃の目をつんでいた。金古のパスコースへの読み、内田のスペースへの飛び出しが目立った。金古は競り合いにも負けていなかった。このまま秋田からレギュラー奪取を狙ってほしい。

 強行出場の本山は怪我が心配だったが、良く動いてくれた。ペナルティーエリア付近で幾度もドリブルで相手DFを引きつけていた。そして先制点をアシストするパス。怪我明けとは思えない活躍を見せてくれた。
 そして、大車輪の小笠原。試合開始直後から攻守に走り回り、「おいおい、大丈夫か?!」と心配するほどだった。コンディションは決して万全ではないはずなのに今日の試合の重要性を認識した結果なのか?それともキャプテンマークをつけた責任感か?とにかく攻撃も守備もよく息切れすることなく走った。
 更に殊勲の決勝点。小笠原が決めたのは偶然ではない。フリーキックを含め再三シュートを放っており、常にシュートチャンスを狙っていたからこそこぼれ球に反応することができたのだ。90分の集中力という点で今日の小笠原は本当に素晴らしかった。

 いよいよセカンドステージもあと1試合となった。ズタズタ、ボロボロの試合ばかりではあったが、上位が勝ちきれないことにも助けられ、結果として2位にまでこぎつけた。むろん、狙うは優勝である。ジュビロが負けないと厳しいが、そんなものは二の次だ。ナビスコで苦杯をなめさせられたレッズが最後の相手。不足はない。思いっきり借りを返してやろう。
 そして、その後にマリノス勝利の吉報が舞い込んで来ることだろう。
No.18 横井  優勝戦線生き残り、ラスト走り切れ! 03/11/15(土)21:21:40
 優勝を狙うなら勝つしかない今日の横浜戦。どうにかこうにか勝ってわずかな望みをつないだ。戦力的にはやはりぎりぎりの戦いだ。出場可能な選手が120%の力を出さない限り勝つのは無理な状況である。最後の意地をみせてほしい。

 前半3分、あっさりと憎っくき髭坊主に先制点を許した。セットプレーの後で守備が整っていなかったとは言え、なんという集中力の無さ。誰も久保と競ることなく、楽々ゴールを決められた。左サイドの守備も甘過ぎる。いとも簡単にいいクロスを上げさせるんじゃない!ここまでなら、もうこの先制点で勝負は決まりと言ってもいい展開だった。

 しかし、ユの退場は大きな助けとなった。小笠原が倒された瞬間、「あ、ひょっとすると赤では?!」と思ったら、走り寄る審判の胸から見えたレッドカード。これで少しはやれるだろうという希望が出た。前線にかかる人数が4〜5人に増えて、ミドルシュートも多くなった。とはいえ、クロスもミドルも精度が低く、チャンスらしいチャンスはなかった。

 ボールを支配するも回してばかりで突破がなく、ただ時間が経つだけだったが小笠原が再三ミドルシュートを放っていた。ほとんど枠に飛んでいなかったので正直期待できないと思っていたが、64分ついに同点弾が決まった。これで更に勢いづいた。
 逆転の一撃も小笠原が起点となった。中央でキープの後、PA左でDFの裏を狙っていたフリーの野沢にスルーパス。野沢が抜け出した後ゴール前への横パスを平瀬がゲット。その後、なんとか守りきって勝ち点をものにした。

 勝利は喜ばしいが、内容は不満ありありだ。ユが退場しなければおそらく負けただろう。マルキーニョスや坂田に再三決定的なシーンを作られ、勝ち越した後残り15分近くあるのにもう追加点を狙わず、後ろでボールキープを始める…
 追加点をどん欲に狙う姿勢がないからガンバ戦のような結果を招くのだ。いい加減にしてほしい。こんなもの鹿島のサッカーではない。

 平瀬は一点決めたものの前節から進化なし。ゴールを目指してペナルティーエリアで勝負しろ!!秋田も前節と同じくダメだ。ボールの追い合いでは必ず負け。少し振られたら全然ついていけない。こんな頼りない秋田は見たくない。野沢はよく機能した。相手の裏をついた動きを再三見せていた。この調子でレギュラー獲りを狙っていけ!深井もよくやっている。ボールを持てばかなりしぶとい。これまたレギュラー獲りを狙っていってほしい。

 レイソル戦は秋田・大岩が出場停止となった。ただでさえぎりぎりの戦力なのにますます苦しくなった。だが、金古や池内に大きなチャンスが巡る。この機会にレギュラーでやれることを見せてくれ。でなければ、鹿島の未来は危うい。単に優勝へ向けた一戦ではなく、鹿島の未来をかける試合を期待したい。
No.17 横井  ぎりぎりの戦いが続く、乗り越えよ!鹿戦士 03/11/08(土)22:42:12
 ガンバ戦引き分けに終わった。ナビスコで大敗を喫し、相変わらず苦しいメンバーでどこまでやれるか注目の試合だったが、よくないなりに踏ん張った試合と言える。特に深井の2ゴールは大きな光明だ。これで一つの壁を突破したのではないか?

 ナビスコ決勝で歴然とした守備ラインの頼りなさを補うためか、5バックに布陣を変えてきた。まぁ順当な判断だろう。実際は3バックに近かったと思うが、サイドからのマグロンへのクロスを封じる意味でも中盤のサイドの守備は必要だっただろう。序盤は前線から野沢や深井が果敢な攻撃を仕掛けた。ナビスコ決勝とは雲泥の差だ。しかし、15分過ぎから早くもパスミスが出始めた。バランスが崩れてくると相手に押され放しの状態に陥る。そして曽ヶ端のキックミスを起点として先制点を許してしまう。なんという力弱さか…
 石川がどうにもピリッとしない。余裕をもって上げたはずのクロスは大きくはずれ、あっけなくラインを割る。守備も左を突破されるシーンが再三目立った。中村祥朗を放出し、根本をレンタルに出して鹿島の左サイドを任せているのだ。こんなレベルでは困る。
 平瀬は再び自信を失ったようだ。本来ナビスコに出られなかった分、鬱憤晴らしのごとく駆け回らねばならないところ、何もできなかった。ボールを受けても横パスが精一杯、ほとんどは相手に奪われる。前線でボールを要求してパスが来てもまったく勝負にいけない…このまま、深井・中島にポジションを奪われるつもりか!?チャンスはもうほとんどないと知れ!
 本田は守備に関してとても頼りになるが、パスだしの判断の遅さはどうにかしてほしい。そのおかげで何度かピンチを招いた。本田に華麗なパスなど期待してはいない。ただ、パスを出す場所はボールを持つ前に決めておけ。

 フェルナンドは今まで見た中で一番といってもいい出来だった。守備の的確さ、正確なパスの供給。これが毎試合できたなら、鹿島の未来はかなり明るい。
 そして、2ゴールの深井。ついにやってくれたか、と感慨無量だ。ドリブル突破からのシュートで2得点。勝負できるFWの強みを見せつけた。ペナルティーエリアでは勝負!これが最近の鹿島FWに無かったことだ。ナビスコ決勝の悔しさをすぐ次の試合で返す勝負強さも大した物。一気にレギュラー獲得を狙ってほしい。

 しかし、今日のメンバーを見て台所事情が本当に苦しいのがわかった。サブを含め使える選手をほぼ総動員したのが今日のメンバーだ。使用可能な残った選手は相馬と金古だけ。次節小笠原が戻るだろうが、補強したダシルバが早速怪我をした。非常に苦しい。だが、それでチャンスを得る若手がどこまでやるのかは見物だ。今日は大谷がベンチ入りした。いずれ出場の機会もあるだろう。若手だけではない。来期、立場が危うい秋田や平瀬も当然奮起が必要だ。彼らの活躍次第では来期の鹿島に希望が見えてくるだろう。
No.16 横井  限界による敗北…だが、戦いに終わりはない 03/11/03(月)20:52:37
 元旦に引き続きタイトル目前で破れた。結果的には決勝進出だけですでにいっぱいいっぱいの状態だった。何度味わっても嫌なものだ。ただ、その中にあって意外に自分は冷静だ。終わった時間はもう取り戻すことはできない。次どうするか考える方が先決だ。セカンド最終節では再びレッズとの対戦もあるのだから。

 しかし、これほど守れないとは…。
 安直で見え見えのパスに対し、全く追いつけない。あれが全力ならば、もう秋田・大岩は本当に限界というしかないだろう。ポジションからして追いつけると思ったら相手ボールになる、というシーンを幾度となく目の当たりにした。あれが通るのではいくら中盤で守備をしても無駄である。ドリブルに対しても全く手も足も出ず突破され失点した。特に簡単な切り返しに対応できない秋田。もう最終ラインを任せることはできない。1stステージ後半以降どう巻き返してくれるかずっと待っていたが、やはり限界だったのか…
これだけ守れないとわかっていたならば、7人で守ってカウンター狙いという戦術もアリだったかもしれぬ…今更言っても仕方ないことだが…。
来期は岩政という有望なDFも入団するが、それだけではタイトルは取れまい。金古や羽田が例え万全になったとしても、計算できる助っ人DFを呼ぶべきだろう。

 攻撃の核となるべき小笠原が何の役にも立たなかった中で、中島・深井はよく粘った。FWとしては結果を出さねばならないところだが、苦しいチーム状況でどうにかこうにかやりくりできたのは彼らが力を出したおかげだ。今日は負けたが、落ち込むことはない。今は反省し上を目指してくれればそれでいい。

 タイトルは大事だ。だが、今は本当に強いチームを作るためどんな手を打つのか真剣に考えることが大事だ。強いチームができた結果としてタイトルはついてくるだろう。残るリーグ戦、消化試合にしてはいけない。全力を尽くして戦え。天皇杯もある。チームがある限り、チャンスは続いていく。
No.15 横井  「勝つ!」。それしかない 03/11/02(日)19:28:59
 いよいよナビスコカップ決勝戦だ。既に武者震いがしている。
 
 レッズが昨年の雪辱なら、こちらは天皇杯敗北の汚名に対する雪辱である。チームは厳しい状況だが、四の五の言ってる場合ではない。勝つために選手全員がフィールドで気迫を見せることが一番大事であり、勝つための必要条件だ。

 最終メンバーは、明日になるまでわからないが、多少守備的になるのはやむを得ない。だが、要は出足だ。高めの位置でねばり強い厳しい守備を見せれば、すなわち素早い攻撃につながる。もし、待って守るようなら敗北するだろう。鍵を握りそうなのは本田と青木だろうか?本田が中盤の起点をうまく潰してくれれば、相手の攻撃を無効化するとともに早い展開で攻めることができるだろう。青木はミドルシュートの精度が勝敗に絡みそうな気がする。ここのところ、全然枠に飛んでいない。が、ほんの少し精度が増せば、ずばっと決まるというレベルには来ている。「とりあえず打っとけ」ではなく、「決める!」という意識を強く持つことが大事だ。
 野沢FWは批判が多いようだが、悪い起用ではない。僕が見た感じでは、野沢の動きはストライカー向きだ。エウレルが万全でない今、彼のFW起用も十分武器になる。深井や中島にももちろん期待するが、切り札としての起用の方が流れを変えるという意味で有効だと思う。

 俺たちは12番目の戦士としてスタンドで声を張り上げる。だが、出来るのはそこまでだ。フィールドでプレーを体現できるのは11人の選手だけなのだ。
 さぁ、見せつけてくれ。飽くなき勝利への執念を!
No.14 横井  君はもう見たか?!『飛翔伝説』 03/10/25(土)20:33:03
 遅ればせながら(10/18)長谷川メモリアルDVD『飛翔伝説』を手に入れた。長谷川の少年サッカー時代から大学〜本田技研〜鹿島入り〜そして引退、指導者の道に至るまでの回想を長谷川自身の言葉で語られる逸品だ。もちろんカップ戦を含む全ゴールシーンの映像もある。PKによるゴールが一つもないことは意外だった。感動の引退セレモニーも収録してあるので、行けなかった人は是非買って見てほしい。
 これを見て思ったことは「今、鹿島に必要な選手は長谷川」だ。長谷川は「自分の仕事はゴールで勝利に貢献すること」と言う。そして、「相手より先にボールに触ることだけ考えていた」とも言った。シンプルだ。だが、その気持ちが多くの競り合いでゴールを生み出し、チームを勝利に導いたのだ。そんな選手が今、鹿島にいない。

 ヴィッセル戦散々な結果に終わった。エスパルスに勝ち安心してしまったのか。出足が遅い、中盤でパスミス連発。今のJリーグでは無名の選手に等しいカズに先制点を許す。攻撃に形がない。ワンタッチが大きく簡単に相手にボールを奪われる…
 小笠原の惜しいシュートもあったが、入らないのはやはり実力。監督の采配に大した間違いはなかった。それ以前の問題だ。気持ちが無さ過ぎる。やはり今期は多くを望むべきではなさそうだ。

 ナビスコ決勝は近い。タイトル「死守」という気持ちでは負ける。捨て身で、全力で、相手を叩き潰す気持ちでいってくれ。
No.13 横井  やっとの勝利で一安心 03/10/19(日)18:20:05
 清水戦に久々に勝利した。昨年のナビスコでは勝ったが、リーグ戦ではどんなに調子が悪くても鹿島には勝つ嫌なチームだ。それだけに勝利後は清々しい気分を味わえた。

 前半は監督のコメントどおり良くなかった。圧倒的に攻められるというわけではないが、とにかくマイボールにできない。出足はそれほど悪くなかったが、先日のジュビロ戦には劣った感じがした。ミスパスと2列目の上がりのなさから、やっと前へボールを運んでもシュートに至らない。攻めに手数がかかりすぎる。そして、最悪のPK…主審が簡単に相手のダイビングに騙された。しかし、サポの怒りのブーイングがそれを阻止した。トゥット、痛恨のPK失敗。当然の結果だ。これで今日は勝てると思った。

 後半攻めに出たものの、どうにもアクセントがなく、膠着状態に陥った。「深井を入れるしかない!」そう思ったサポが多かったのではないか?先に石川に代わり相馬が入った。「左の選手を入れ代えるだけ?あまり意味ないんじゃ?」と思ったが、意図は守備固めだったらしい。そしてすぐ後に深井を投入。結果的にこれが大当たりだった。
 深井のスピードとねばり強さでリズムが出来た。守備のため入れた相馬だったが、常に攻撃の機会を窺っていた。先制点はその左から抜け出した深井がクロスを上げ、飛び出してきた小笠原がきっちり決めるという絵に描いたようなゴール。
 そして、2点目は左からするすると上がってきた相馬に、フェルナンドからピタリのパスが出て、真ん中にできたスペースを走り抜けゴール。相馬復活をアピールした。まだまだ、相馬は終わってなどいない。石川にはいい手本となったことだろう。

 清水という難敵を破り、ある程度視界が開けた。優勝を狙うためには更なる戦力の上積みが必要になる。本山の離脱があるならば、当然深井、野沢、あるいは熊谷が実力を発揮しなければならない。次節の爆発を期待しよう。

 ところで一つ思うところがある。主審に対する試合前からのブーイングの件だ。昨日の主審・K審判は納得できないジャッジが多く、恨みに思っているサポが多いのはわかっている。自分も何度も不愉快な思いをさせられている。それゆえ、通算100試合出場と聞いてブーイングをしたサポが多くいた。気持ちはわかる。だが、試合前から審判を敵に回してしまうのはどうか?
 実際、試合ではそのせいとは言えないかもしれないが、かなり清水寄りのジャッジがなされた。
 どうだろう。ここはひとつ冷静になり、嫌な審判でも我慢しないか?僕たちは鹿島を勝たせるために会場に行く。なのに、一時の感情で鹿島を不利にしてしまってはサポートになるまい。勝利という大目標のために小事を捨てよう!
No.12 横井  ナビスコ決勝進出! 03/10/13(月)22:32:25
 ジュビロを2−0で下しナビスコ決勝進出、久々に気持ちが晴れた瞬間だった。前の2試合が散々だっただけにどうなるか、冷や冷やしたが、見事な逆転勝利。うれしいことである。

 ジュビロ戦は5−2−3のシステムと聞いて「思い切ったことを…」と思ったが、いけるかもしれないという予感もあった。それは守備に主眼を置いたシステムでありながら、バックを厚くすることでサイドの2人が思い切って攻撃参加できるためだ。実際の試合でサイド攻撃が実ったのはその狙いが的中したと言えよう。見事な采配である。だが、システム変更だけで勝利したわけではない。試合にかける気持ちが前節と同じだったなら惨敗しただろう。全員の気持ちが開き直り前に出たことが最大の勝因だ。中盤がボランチ2人だけで、ここを制されたら前回と同じ結果になったかもしれなかったが、深井、本山、フェルナンドがその運動量と出足の速さ、しつこさで相手にいい形を作らせなかった。そして、気持ちの入ったパス。正確かつ大胆なパスが多く見られた。グッドゲームである。褒め称えたい。
 ただ、これは一つの関門を突破しただけである。何も終わってはいない。安心できる要素は何もない。むしろ気が緩むことが心配だ。次の清水戦、好ゲームをお願いしたい。

 ところで、決勝が昨年と同じレッズになったことから、今年もチケット入手に苦労させられた。泊まり勤務明けで朝一番に買いに行けなかった昨年の轍を踏むまいと、友人1人とペアを組み、複数のプレイガイドにアプローチできる体制をとり、かつ9時30分から2カ所での並びを行って、チケット確保に臨んでみた。ところがどっこい、まったくつながらない。2店舗で並んでいたが、自分の番に来る前に完売。インターネットでの申し込みもつながったと思ったら完売…
 やむなく最後の手段ツアーバスを利用することにした。鹿嶋まで行ってバスに乗るのは遠回りになってしまうのだが、まぁ、鹿仲間達と盛り上がりながら、会場に行くのもいいだろう…と。
 しかし、来るかどうかは知らないが、このツアー、かなりレッズサポに買われてしまったらしい。ツアーまで買い占めを狙う浦和サポ。常軌を逸しているとしか言いようがないが、買い占めるスキがあったこと自体残念でならない。何故ホームタウンの鹿サポはこぞってツアーに申し込まなかったのか?!残念だが、熱心なサポの絶対数は圧倒的に鹿島が少ないようだ。ただ、いくら多いと言ってもチケットを入手した浦和サポの内実が伴っているかは疑問なので卑下することはない。彼らはほとんどチケットを取ることが自己目的化している。

 それから、まだチケットが入手できていない方には申し訳ないが、ダフ屋やヤフーオークションで買うのはやめよう。彼ら迷惑集団から買って味を占めさせたなら、次は更に大量の買い占めを行い、より高額な値段で販売を行うだろう。逮捕は難しいがやってることは違法行為。彼らから買うことは自分たちの首を絞めることになる。これには浦和か鹿島かは関係ない。迷惑行為を追放しよう!
No.11 横井  落ち着こう、先は長い… 03/10/04(土)23:31:17
 無念である。ナビスコのジュビロ戦といい、今日のFC東京戦といい本当に無念だが、下り坂に入ってしまった。とにかく個人の技術にもチームとしてのプレーにも問題がある。1stステージ後半の不振から立ち直るのは容易ではないことは覚悟の上だったが…。2ndステージ開始から無敗は続いていたが、内容が良かったのはジェフ戦のみで、他は煮え切らない試合ばかりだった。なのに、どこか「無敗」であることに満足している様子の選手たち・監督…
特にジュビロ戦の引き分けを満足げに語っていたのは非常に危険だった。1失点とはいえ、守備はまったく安定していなかったからだ。「本気で守備立て直さんかい!」と思ったがそれも空しく、無惨な結果を迎えた。

 点がとれないことに関してはエウレルや平瀬がやり玉に挙がっているが、彼らの得点力のなさだけが原因ではない。2列目からの押し上げと効果的なサイド攻撃がないのが最大の原因だ。FWの二人は前線にボールを運ぶのに手一杯でシュートにいい形でいけていない。もっと人数をかけた、スピードのあるパス回しからの攻撃がなけれ得点は増えない。

 優勝を考えるなら、最悪の結果だ。
 だが、これで逆に開き直れるのではないか?せせこましい考えは捨てよ。今日の試合、人数が減ってからの方がいい攻撃だったのは、全員が開き直ってシンプルな攻撃に徹したからだ。プライドは捨てよう。とことんやれるとこまでやってみようではないか?勝つためにスピリットを見せてくれるならば、どんな結果だろうと俺たちはついていこう。

 今日はへこんだ。たっぷりへこんだ。だが、鹿島最強への道はまだ遠い。ヤケは起こすまい。開き直った鹿島に期待しよう。
No.10 横井  上昇の起点となるか? 03/09/23(火)22:07:26
 3試合連続、4度目の引き分けである。ついに首位陥落…。当然といえば当然の結果だ。悲しいが、勝ちきれないサッカーが続いている。

 前半、20分まではよかったが、その後はミス、ミス、ミス…。うんざりする展開だ。全員の足が止まっていた。けり出すボールが中途半端ですべて京都の選手に行ってしまう。当然の帰結として失点。黒部のファールだと思ったが、ゴールは認められた。
 だが、後半は見違える内容だった。全員の動きがいい。名良橋のオーバーラップ、エウレルの突破、本山のドリブル、青木の中盤の守備など、ほとんどゲームを支配した。平瀬のヘディングシュートには本当に執念を感じた。
惜しむらくは再三のチャンスを作りながら逆転できなかったことだ。まぁ、それが一番の問題なのだが…
 途中出場の中島はよくやっている。初ゴールはそう遠くはないだろう。対する今日スタメンに使われた内田はアピールが足りない。石川がややもの足りなかったので今日は内田が使われたと推測するが、そのチャンスを生かそうとする姿勢が見られなかった。そうそう何回もチャンスがくると思うな。もっと危機感をもってやってくれ。

 今日の結果は確かによくない。だが、これを反省として勝てるサッカーを本気で目指そうという気になれば大きな収穫だ。今はどん底からはい上がり、ある程度登った段階で横ばいになっている状態だ。気持ちを持ち続けられればまた一段上へ登ることができるだろう。後半を見てもわかるとおり本気になった鹿島はやはり強いのだから。

 ところで本日の平瀬のコールについて…
 相変わらず最初の選手紹介時のコールはしなかった。だが、後半が違った。同点ゴールを決めたとたん「平瀬」の連続コール。どうやら、以前の「例えゴールを決めてもコールしない」という方針から、「ゴールしたら飽きるほどコールをしよう」という方針に変わったらしい。インファイトはいつまでもつまらないことにこだわっているような集団ではない、と思っていたので少しだけ安心した。
 ただ……う〜ん、…応援のバランスとしてあまりに極端じゃないか?ゴール後の平瀬コールは何分やってたんだ?やっぱり普通に応援した方がよくはないか?

最後に余談だが、今日僕の近くに座って試合中ずっとゲームボーイをしていたお子様がいた。それでいて、周りを「うるさいな…」と言わんばかりに見回していた。一体君はここに何しに来たんだ?
No.9 横井  危険な兆候は早めに除去 03/09/21(日)10:13:15
 磐田戦は前節に引き続き、引き分けとなった。2位以下のチームがもたついているので首位は守ったが、いい結果とは言えまい。ドローそのものは悲観する必要はないが、ゲーム内容は監督や一部選手、マスコミが言うほど褒められたものではない。

 6節が終わって既に3分け。勝ち点で言えば6失っている。つまり、4勝2敗と同じである。「負けていない」ことの意味はもちろん大きいが、このことは下のチームに簡単に逆転される危険があることを示している。

 そして、試合内容だが、打たれたシュートは少なかったものの危険なシーンを再三作られた。曽ヶ端のファインセーブが無ければ3失点くらいしてもおかしくなかった。秋田がPK以外失点しなかったことを誇らしげに語っていたようだが、その本人がスルーパスにまったく反応できずに裏を取られるなど守備でもろさを示しており、今後1stステージの横浜戦や神戸戦の二の舞を踏む可能性は十分にある。現状で守備は安定しているわけではないのである。

 だからこそ、最終ラインに負担をかけないサッカーをしなくてはならない。負けないサッカーは優勝するために必要なプレーだが、鹿島の「目指す」サッカーではない。磐田戦は中盤のパスのつながりが悪かった。青木のパスとシュートにもっと精度がほしい。フェルナンドももう少しパスの連携に絡んでほしい。彼らが攻撃に絡めないと昨日のような守備一辺倒のサッカーになってしまう。これに馴れてしまうことが怖いのだ。ベテランDF陣が衰えてきている今、最終ラインの前で敵を止め攻撃につなげることが絶対必要。少し攻められるとすぐに「守りきろう」という意識になってしまう「守りぐせ」を捨てなくてはならない。引き分け馴れも怖い。引き分けで優勝できないのは名古屋が証明済みである。

 危険な兆候が磐田戦の内容と選手・監督のコメントに見られたので少し厳しく書いてみた。気合いを入れ直すなら今のうちだろう。すぐに京都戦だが、これに引き分け以下だった場合、一気に下降線をたどる恐れがある。絶対に勝とう! 
No.8 横井  サブ組はもっと積極性を! 03/09/15(月)22:28:52
 首位の市原相手に久しぶりに王者の戦いを見せたアントラーズ。だが、それが即「強い鹿島復活!」につながらないのが今の鹿島の実力であり、悲しいところだ。

 9/13は最下位の仙台が相手。16試合勝ち星がなく、負傷者続出で勢いはない。優勝を狙っているなら、当然勝たねばならない相手だ。対する鹿島は相馬とフェルナンドが出場停止。代役は本田と石川で、さほど戦力ダウンは認められない。
 前半は「無難に過ごしておしまい!」という雰囲気だった。石川や青木に積極性がないのは残念だった。仙台の中盤はがら空きで本田が面白いようにフリーになれた。しかし、2列目からの飛び出しがない。無理してカウンターを受けたくない、という意図だったのか?
 後半は連続攻撃になった。青木や小笠原、エウレル、平瀬、次々とシュートを放つ。シュート数だけなら大した物だ。しかし、いかんせん決まらない。シュートに関しては各個人の能力の不足のせいだろうが、それよりも、勝機を見て少し無理してでも攻めようとする姿勢が不足している。青木や途中交代の内田はもっと攻守に走れ!中島はストライカーとして大きな可能性を秘めた選手だ。現時点では可能性止まりだが、開花するのはそう遠くないだろう。この試合は「若手とサブの選手を多くテストできたことが収穫」と前向きに捉えておくのがいいんじゃないだろうか。

 ところで今回も平瀬の応援がボイコットされた。
 応援は基本的には個人の自由意志だろうと思うので、「嫌いな選手は味方といえども応援する気になれない」というのもありだとは思う。(それがサポの正しいあり方かどうかは別)ただ、コールを統率する者がゴール裏の大方の意志を確認しないまま、ごり押し的・独善的にボイコットを強制するのはいただけない。ファインゴールを決めた前節ですらコールしなかったらしい。平瀬を応援している人でも今のプレーぶりに満足はしていない。「おいおい…」と言いたくなる部分は確かにある。だが、ゴールを決めるのは他の何物にも勝るチームへの貢献だ。まして個人技で取った点ならなおさらだ。それすら認めようとしないというのは普通納得できないだろう。いくらダメでも裏切られても柳沢や鈴木の応援はボイコットしなかったではないか?統率する立場の大変さはわかるが、これは別問題。応援しないことは応援にならない。考えを改めた方がいいだろう。
No.7 横井  奮起せよ、平瀬! 03/08/31(日)10:38:05
大分に勝ち、後半戦負け無しの状況が続いている。このままでいけるのか、優勝の展望は?見通しは決して明るくない。

 27日名古屋を下して準決勝進出し、意気あがる鹿島と思いきや、息があがってしまったようだ。
 前半の最初は大分の攻勢。あんなに攻めてくるとは予想外だった。しかし、難なく防いだその後は鹿島の流れだ。攻撃の連携がよい。サイドでボールを持った瞬間エウレル・平瀬がそれぞれ別な方向へ動き出す。中田や小笠原が2列目から上がって攻撃を厚くした。平瀬のゴールはそんな流れが生んだ久々に胸がすくゴールだ。相馬から難しい低めのクロスだったが、うまくあててバックヘッドで流し込んだ。思い切りのよさがゴールを決めたと言っていいだろう。
 鹿島の課題は前からそうだが、後半だ。エウレルと小笠原以外の選手の運動量が落ちた。大分も再び攻勢にでたため、後半の最初でごっそり体力を奪われた。ボールがなかなかキープできない、やきもきする展開。おまけに中田の負傷退場でバランスが崩れた。しかし中田に代わった本田のゲームさばきは素晴らしかった。ポジショニングといい、2列目からの飛び出し、パスの出所つぶしといい、まだまだ健在だ。個人的にはゴールも決めてほしかったね。

 さて、キーマンにあげている平瀬だが、前半の動きとうってかわって、後半はバテバテだった。相変わらず足元に来たボールのコントロールができない。再三の凡プレーにサポーターが「深井コール」をする始末だ。まだプレーに迷いがある。FWの主軸としてもっとコンスタントに結果が出せるよう更なる奮起を促したい。となりにいるエウレルはかなりいいお手本だ。彼を少し見習うと良い。

 内容がよくないとはいえ、調子は上向きと見ていい。ただ、この程度の内容で勝っているから、無失点だからと選手達が満足しないことは切に願いたい。この上向きの状態を継続できれば、今期オフにはセレーゾ監督を拍手のうちに送り出すことも可能だろう。
 
No.6 横井  名古屋戦連勝にも油断は不可 03/08/24(日)18:08:39
名古屋連戦を2勝で終え、一安心した人も多いと思う。自分もとりあえずよかったと思っている。だが、「王者復活へ向けて好発進!」というにはほど遠いものなので油断してはいけない。今期はとにかく内容を重視する。

 2st第一節・名古屋戦は全体として「無難な展開に終始した」という印象だ。ここ3ヶ月の中盤の運動量不足に対し、若干の修正が見られた。それは恐らくキャプテン・中田が選手ミーティングで気合いを入れ直し、意思統一を図った成果だと思う。中田・小笠原はまずまず動けていた。おかげでボールが前に出た時のボール運びが早くなり、攻撃にややリズムがあった。これは今後好材料となるだろう。エウレル・平瀬も動き出しのタイミングが中盤の選手と合っており、エウレル・柳沢のコンビより余程良い、と感じた。エウレルのドリブルも切れ切れだ。個人技も期待出来そうである。

 その反面、当然ながら課題も山積みだ。監督は「チームに団結が戻った」と喜んでいたようだが、それは再建のほんの第一段階でしかない。それだけで勝てるほど鹿島はできたチームではないし、Jリーグはあまくない。
 個人で挙げれば、まず、平瀬。今後チームのキーマンになることは確実だ。しかし、動きだしの良さに比べ、足元のボール処理がおぼついていない。要練習である。それと監督がしつこいくらいにポストプレーを要求しているようだが、やりすぎは危険だ。平瀬にポストプレーを求めるのはやむを得ないだろうが、求めすぎは彼を殺すことになる。鈴木や柳沢がゴールよりポストプレーに満足感を味わうようになってしまった同じ轍を踏ましてはならない。ポストプレーよりボールを持った時の仕掛けをもっと練習させるべきだ。
 次に本山。球離れが早すぎる!パスに意識が行き過ぎである。体力消耗を恐れてか、或いは「俺はドリブラーなんて言われたくない!」という頑固さからか、ドリブルによる仕掛けがまったくない。自分の長所をもっと生かせ!そういう意味からも意固地になられるぐらいならFW起用もありだと思う。最後にはMFでいてほしいが・・・
 最後はDFラインの面々。延々と横パスを回す悪癖がまったく直っていない。鹿島においてこのプレーは弱さの象徴だ。回しながら相手が出るのを待つ作戦か、セーフティファーストでキープするのか、どちらかだろうと思うが、結局前に運ぶ前にカットされて逆襲の機会を与えている。回して様子を見るより少しでも相手の守備体制が整う前に仕掛けた方が得点機会が増える。アグレッシブなプレーをしてくれ。もし作戦としてやっているなら、今すぐその作戦を棄てよ!

 連勝と言っても、王者復活を語るような段階にはまだない。今の名古屋は主力入れ替えと監督交代の影響でまとまりがないチームだ。むしろ組みやすい相手だったといえる。ついこの間まで重病人だった人がいきなり起きあがって走り出したとしてもすぐに息切れして倒れるだろう。鹿島も同じだ。戦える体力・技術を確実に積み上げなければ最後の光明は見えてこない。少々の勝利に酔いしれることなく見ていきたい。
No.5 横井  サポの自戒 03/08/08(金)23:10:59
 さて、早くも来週にはナビスコカップ準々決勝、そしてセカンドステージが始まってしまう。監督、選手がどう立て直してくるか、正直期待できる要素は何もないが、連続名古屋戦にまずは注目である。だが始まる前にできることから準備をしておきたい。それはサポとしての反省である。以下自戒を込めてつづってみた。

 我々は最強鹿島に固執し、チームの未熟さに目をつぶってきたのではないかと思う。在籍選手の能力の高さを信頼するあまり、チーム状態が悪くても、「な〜に、勝ち続けていれば自然にチームはよくなり、選手も勝手に成長するさ!」と思い誤った。だから、この4年間個人として成長した選手はいても、チーム(組織)としてはまったく成長していない、という現実を見て見ぬふりしてしまったのだ。そう思ってしまったことはサポとして自然な成り行きで致し方ないと思う。だが、ここ鹿島の危機に至り、我々は勇気をもってこの感覚を捨てるべきだろう。基本技術・基本戦術をおろそかにした先には結局何も残らないと気づいたはずだ。基本にはずれたプレー、わがままプレーには断固とした非難を浴びせよう。結果オーライは選手の甘えにつながった。これからは「プレーに厳しいサポ」を目指していきたい。ただ気をつけたいのが、批判のための批判にならないようにすること。これは自分も陥りがちだが、当分の間は「プレーを憎んで選手を憎まず」の心構えでいきたい。

 ところで、「もうスタジアムに行くのはやめだ!」とか「もう応援しねー!!」といったファンもぼちぼち現れてきたようだ。そういう方々に聞いて頂きたいことが二つある。

 一つは、「やめる前にチームに一言文句を言ってほしい」ということである。サポといえど観客だ。つまらない試合にそうそう付き合ってはいられない気持ちだって当然ある。だから無理に試合を見に来い、などとは言えない。ただ、チーム関係者達に声を大にして言ってほしいのだ。「俺たちは面白いサッカーが見たいんだ!」と。面白いサッカーをしなければ客が来ない。どんなすばらしい営業をしてもこの基本は変わらない。それを思い知らせてやってほしいのだ。試合後のブーイングでもチームへの手紙でもなんでもいい。見える形にしてやってくれれば観客減少も決して無駄ではないだろう。

 もう一つは、上とは逆の発想になって恐縮だが、「チームに恩返し、と考えることは出来ないだろうか?」ということである。このチームのファンだった人は少なからず、数々の興奮と感動を与えてもらったのではないかと思う。「感動を与えてくれたチームが今苦しい状況にある。ならば、今度は俺の応援でもって感動のお返しをしよう!」という発想はできないだろうか?もし、この苦境を乗り越えられればファンとして一皮むけるに違いないと思う。結局、感動とは簡単に手に入らないものだ。のちに待つであろう喜びをより大きなものにするためにもやってみる価値はあると思う。

 みんなが鹿島を応援する理由に深い意味などない・・・『そこに鹿島があり、そこに感動があるから』それだけではないだろうか。
No.4 横井  どん底鹿島の再生へ向けて! 03/08/03(日)23:01:43
第一ステージ8位・・・ひどい成績である。これが途中まで優勝を争っていたチームか?!と言いたくなる。結局1stに弱い鹿島というここ5年の悪しきパターンを繰り返してしまった。もう5年だ。改善されないことは厳しく断罪されねばならない。事態はもはや看過できない。まず、あまり思い出したくないが、1stステージを総括してみよう。

まず、今年の戦力が決まった時点(鈴木・クラウデシールを除く)では「全員が持ち前の能力を100%発揮してどうにかギリギリ優勝できる戦力」というのが自分の見方だった。ボランチ不足の懸念からフェルナンドを獲得し、同時に懸案の一つ左のキッカーを得たことは若干心強かった。しかしACLの敗退及び大量失点は正直かなり不安を覚えた。

リーグ前半は不安ながらまずまずだった。特にFC東京戦や横浜戦の前半で見せた最強とも言える攻撃はものすごい破壊力で大きな期待を抱かせた。
だが、徐々にそういうプレーの時間が増えるかと思いきや、逆にどんどん消え失せていった。横浜戦の前半30分から最終節までいい内容の試合は一つもなかった(磐田戦は結果オーライ程度の内容)。瞬間的輝きすら全く見えなかった。

批判を覚悟であえて言うが優勝できないであろうことは、実はメモリアルフェスティバルを見た時、既に予感していた。6月の1ヶ月間にどれだけ立て直せるかがすべての勝負だったのに、メモリアルフェスティバルで見た現日本人主力メンバーで構成されたアントラーズ日本はまるで組織プレーが出来ておらず愕然とした。どちらが寄せ集めのチームかわからなかった。「ああ、鹿島は逆転の機会を無駄にしたか…」心の中で悲しんだ。むろん、それを覆すため自分自身応援してきたつもりではある。しかし、結果は周知のとおりだ。

総括は終わりにして、2ndステージ再生への道を探ろう。
まず認識すべきは「鹿島は既にどん底まで落ち、弱いチームになってしまった」ということ。神戸・C大阪戦のような試合を何度繰り返してもJリーグのどのチームにも勝てないだろう。そして今やそのレベルが鹿島スタンダードだ。原因の特定は難しいが、選手のモチベーションが低いのと戦術や極めて基本的な技術の不徹底は特に目を覆わんばかりである。何故なのか、真実はよくわからないが、監督と選手の確執もその原因の一つだろうか?誰それが悪いと決めつけられるほど単純な事態ではないが、監督が戦術・基本技術等の事項に対して選手に徹底できていないのは間違いあるまい。これを選手が悪いか、監督が悪いか決めるのは難しく、サポの意見もまっぷたつだが、それを問題としても有効な具体策はない。(自分としては4:6で監督の責任とみているが。)いまや、鹿島はかつてのような優等生のサラブレットではなく、鼻息の荒い野生馬である。長期政権というマイナス材料もあるが、残念ながらセレーゾ監督にはこの荒馬の手綱を操る術がないのである。選手には大いなる意識改革、すなわち全力プレー、執念、フォア・ザ・チームの精神というものを取り戻す義務があるが、選手個々人に任せてそこまで行くのは悟りでも開かないと難しいであろう。この荒馬を乗りこなす人材を監督に据えることが今必要だと思う。手をこまねいてはいられない。この観点で一つ人材を捜す努力をして頂きたい。
自分として重視したいポイントは、
・基礎技術の徹底ができる。
・カリスマと厳しさを併せ持つ。
・自己の戦術をしつこいくらい徹底できる。
・信念をもって自分の持つ「勝てる」戦術を推進できる。
というところだ。
実際にはあまり時間がなく新監督招聘は難しいが、やれるところまでやってもらいたい。優勝を目指す監督ではなく、この弱体チームを戦える軍団にするタイプの監督を探すのだ。ベンゲルやア・デモスではなく、オシムや柱谷幸一のようなタイプになるだろう。(あくまで例え)

今、鹿島は本当に危機的状況だ。座して死を待つわけにはいかない。

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