( 8/ 3[火])2nd開幕間近
2ndに向けたアントラーズ
平瀬
(柳沢)
マジーニョ
(長谷川)
増田
(本山)
ビスマルク
(小笠原)
熊谷
(中田)
鬼木
(本田)
相馬 奥野 秋田 名良橋
高桑
 右の表は2nd開幕時点の予想イレブン、下のカッコでくくった選手は、本人またはスタメンの怪我の状態ではそのポジションにはいるかもしれない。1stの終盤を3バックで戦ったが、4バックに戻るのではないかと思う。(その方がいい)
 FWから分析すると、柳沢が怪我で出場できないときには平瀬マジーニョで問題はないだろう。平瀬は日本で今最も期待される選手のひとりだし、本人も最終予選に向けてJリーグでの結果を示したいはず。モチベーションも申し分ないだろう。開幕で爆発が期待される。マジーニョは怪我の具合が懸念される。開幕での爆発はおそらく無い、低パフォーマンスに終始することになるだろうが、それでいい。彼の仕事は一つ。だんだん調子をあげて2ndステージのクライマックスに最高のパフォーマンスを見せてくれる事だ。そして長谷川が苦しいときには出てきてくれるはずなのでFWの層はJの中でも最高の部類にはいるだろう。
 MFは増田熊谷の復帰が大きい。開幕時点の2人の出場は不安だが、その分小笠原本山が発憤すればいい。個々で結果を出さない限りは彼らにスタメンが与えられることはなくなるのだから。プロフェッショナルである以上は自分のチームでのスタメンに執着してほしい。ここには阿部も隠れていることを忘れないでほしい。増田の復帰で攻撃的MFの層は分厚くなる。本田の負傷は唯一の懸念材料だが、熊谷が再び怪我をしない限りは問題はそれほど深刻ではない。
 DFは何の支障もなく「いつもの」4人で構成され、怪我人の戻ってきた中盤といい具合になってくれるはずだ。GKは高桑で問題ない。DFと共に強固な守備をこの1stと2ndの間に復活させてくれていることを信じよう。
 ライバルを分析すると、ジュビロはこの一年でドゥンガ、名波を失った。もはや、相手を削るダーティーなサッカーでしかアントラーズと渡り合えないはずだ。悲しいがライバルを一つ失ったかもしれない。今度のチャンピオンシップは2〜3人潰されるかもしれない。レイソルもストイチコフを失い何の迫力もないチームになってしまった。岡野、永井が復帰するなど、1stよりもだいぶ選手層の厚くなったレッズは監督の手腕次第では危険な存在である。注意が必要だ。そして何よりもここで結果を出すしかないグランパスマリノスヴェルディだ。グランパスは戦力は整っている、監督を2ndの初期に帰れば危険な存在になり得る。マリノスは城がうまい事移籍してしまうとFWの質が高くなり、高品質MFと合わさり危険な攻撃力を持つことになる。多分城は移籍できないので問題はないとは思うのだが・・・。怖いのはヴェルディ。地道ながらかつての選手補強のうまさが見えてきている。埋めるところをきっちりと埋める。監督の手腕も注意が必要だ。
 しかし、アントラーズが本来のアントラーズの試合を(今シーズン初めて)出来るなら先ず問題はないだろう。力の差は歴然だ。何しろ、2軍に近い戦力で1stを戦い、運によっては上位進出もあり得たのだから。そして遂に鹿島で試合が出来る。本当にサポーターなのか謎の残る観客ばかりで行う国立の試合よりも相手は確実にやりにくいはずだし、鹿島のスタジアムで不甲斐ない試合をするような事は選手だって絶対に出来ないはずだ。少なくともナビスコのレッズ戦では2点の1stレグのビハインドを覆して見せた。期待して良いだろう。
 2ndステージ、アントラーズの快進撃と共に「やっぱりアントラーズか」を楽しもう。