( 5/ 3[水])情けない…

今日のスタメン
平瀬柳沢
ビスマルク
中田熊谷
本田
相馬金古秋田名良橋
高桑
 5敗目を喫した。やっとの思いで帰ってきたホームのカシマスタジアムで完敗とも言える点差で負けた。敗因は得点を上げられない攻撃陣にまずあるだろう。金古はまだまだルーキーの域を脱していないことを証明してしまったが、あのミスも攻撃陣がしっかりと得点というサポートをしていたのならそれほど大きな意味を持たなかっただろう。

 ビスマルクのセットプレーは限界が見えてきたのかどうにも怖さがない。恐いのは名前だけでキックにはどんな意図があるのかもわからない。味方のチャンスを相手DFにつぶされるのは仕方のないこと。しかし、その代償として得られるFKがアレでは納得がいかないだろう。このところのビスマルクはさっぱりだ。確かにチームの中では攻撃の中心といえる結果を出しているが、ビスマルクと言うプレイヤーとしては何とも物足りないパフォーマンスだ。

 今までは小笠原というパートナーとの連携がまだこれから構築するという段階であったのかもしれないが、66分に熊谷と増田が交代してからはいつものコンビであったはず。しかし、状況は何も変わらず、ビスマルクはその存在感を潜めたままだった。

 柳沢、平瀬のツートップは悪くはなかった。結果は残せなかったが、それはむしろ中盤からの押し上げが足らなかったのが原因で彼らの動きが悪かったとは言い切れないだろう。もちろん「悪くはなかった」だけで、「良く」もなかった。平瀬は難しいシュートだったがチャンスをいかすことができず、柳沢も得点の臭いを漂わせなかった。ただそれも中盤の動きで全く違った結果になったはずだと言うことを忘れないで欲しい。

 これらの状況を打開するために必要な人材は活きのいい中村(祥)でもなく、フレッシュな中村(幸)でもなくベテランとも言える経験をしっかりと蓄えた選手だろう。ビスマルクに元の動きを取り戻させるためにもビス−増田のコンビを先発で使うべきだろう。そして、ツートップにも怪我さえなければ長谷川を投入するべきだ。彼らの勝利への経験がチームに安定感をもたらすはず。そして、安定してきたチームに若手の勢いを投入するべきだ。

 途中交代で平瀬、小笠原と言った伸び盛りの選手を入れればチームは活性化するはず。途中出場で若い選手を使うことでチームが活性化すると言うことは今日の中村(祥)が示している。一瞬、ピッチに入ろうとする中村(祥)を伝説のスーパーサブ真中と見間違えた。今日はいい結果を出せなかったし、ミスも多かったが、何かやってくれそうなオーラを醸し出していてサテライトでつんできた経験を一気に解き放ちそうだった。これからもスーパーサブとしての中村(祥)には期待できるかもしれない。

高桑 5 ルーキー同然の金古のフォローまでは酷?
相馬 5 全く目立たず。守備も、攻撃も。
金古 4 まだまだ急ぐことはない。サテライトで経験を積めばいいのだから。
秋田 5 悪くはなかった。しかし、彼一人ではどうしようもない。
名良橋 5.5 なかなかの攻撃参加を見せていたが、報われなかった。
熊谷 5.5 ジョルジーニョばりの3列目からのパスは鮮やかだったが、もっと仕掛けて欲しかった。
本田 5 仕事をきっちりとこなした。
中田 5.5 ミドルシュートを打つなど、攻守に絡んだ。
ビスマルク 4.5 存在感を全く示せず。
柳沢 5 彼が得点の臭いを漂わせるだけでどんなにチームが活性化することか…。
平瀬 5.5 いい動きでポストプレーなど、数多くのチャンスメークをした。
増田 5 攻撃を活性化させるほどの存在感は示せず。
中村(祥) - 積極的な動きでチームを活性化。あと10分多くプレーできれば…。
中村(幸) - 時間が短かったが、Jリーグデビューは大きな一歩となるはず。