( 1/ 8[日])今シーズンはどーなる?

 さて、あれよあれよの内に3冠を達成してしまったアントラーズだが、果たして今シーズンはどうなるのだろう?まだまだ、メンバーも決まらないので、予想を立てるには早いのだけど、左にup!マークのアイコンを表示させたいので(笑)あえて予想してみるとしよう。<どーでもいいって!

 ファビアーノの残留が決まったので、ディフェンスラインとGKは昨シーズンとほぼ同じだろう。相馬の怪我が長引くのであれば、根本が入ると思われるが根本の適応具合によっては中村、それでもダメなら中田がサイドバックに下がったり、池内や内田がサイドが違うものの入るだろう。とりあえずこのポジションを埋められる人材は足りないことはないだろう。

 中田が左サイドバックにはいるとなると、ボランチは残留の決まった本田と熊谷でほぼ決定だろうが、どちらかが怪我や累積警告などで試合に出られないとなると、かなり困ってくる。現在のアントラーズには正当派ボランチは中田、熊谷、本田の3人である。非常に層が薄いのだ。今シーズンはユース代表の青木の加入が決定しているが、プロのレベルでどこまでやれるかは実際の所未知数なのだ。しかしもしかするとシーズンの早い時期にJリーグデビューの機会があるかもしれない。すこし恐い気もするが、それはまた楽しみである。

 攻撃的MFのポジションも残留の決まったビスマルクと小笠原の二人でほぼ確定的だろう。ココに本山と野沢がどう絡んでくるかという感じだが、小笠原を含めて若い選手が多いのが気になるところだ。増田の移籍もこの若年齢化に拍車をかけている。3人とも才能あふれる選手だが、ビスマルクが怪我をすると不安材料の一つと数えられるポジションかもしれない。

 そしてFW。もしかすると最も層の厚いポジションだと思われてるかもしれないが、それは大きな間違い。昨シーズンのチーム得点王の平瀬でさえリーグ戦の得点はたったの11ゴール。これはお世辞にも多いとは言えない。鈴木も戻ってきてからゴールを量産したが、そのプレーぶりには非常に疑問が残る。トラップ、ドリブル、シュートどれをとっても「上手い」と言うより「こなせた」と言う形容の方が似合う。今シーズンは相手チームもマークをしてくるだろうから勢いだけでは点は取れない。昨シーズン終盤に突如強引になった柳沢も今シーズンはどんな幕開けを見せてくれるのか全く未知数。

 現在、鹿島フロントは新外国人をオフェンシブな選手に絞って物色しているようだが、実に道理にかなっている。ベベットほどの名前は要らない。ベベットよりも、マジーニョよりも使えるブラジル人を獲得することができれば、パートナーの座を巡って柳沢、平瀬、鈴木がポジション争いを繰り広げ、よりチームの底上げができることは間違いない。