( 6/18[火])鹿戦士のワールドカップが終了

日本代表が負け、今回はセレソンには鹿戦士がいないため鹿戦士にとってのワールドカップが終わりました。残念ながら敗戦の原因は紛れもなく、僕らの中田ですが。この日本サッカー史上最大のミスから彼が大きな成長を遂げてくれるならアントラーズにとっては儲けモノです。これからの彼のプレーに僕は期待しています。あのミスを起こすまでは日本の数少ないパーフェクトなプレーを連発する選手でしたから絶対にやってくれるはずです。

ついでに軽く他の選手も統括すると、間違いなくトルコ戦の無得点の原因は柳沢の不在。日本のゴール前での攻撃の組立は中田でも小野でもなくて、柳沢が中心だった。その彼の不在が全てをぶち壊してしまった。ただ、たったの1ゴールを奪っておけなかった彼にも原因はある。ロシア戦のあのシュート。Jリーグでは決めて成長を示して欲しい。

鈴木についてはホントに良くやったと思う。技術のない選手がいかに戦うか。彼ほどこれを遂げた選手はいないと思う。ベルギー戦での同点ゴールは間違いなく大会の流れを日本に引き寄せた。荒削りな、まぐれな、うさんくさいゴールだったけどあのゴールがなければ得点力不足に苦しんで大会を終えたストーリーも十分にあり得たはずだった。本当に価値あるゴールだった。そして、ファウルを貰う技術は世界レベルでの戦いでも使えるだけのレベルに大会を通じて成長した。トルコ戦も彼がいればもっと安全に戦えたはずだった。

小笠原はわずかな時間のプレーだったけれども、ワールドカップの舞台でさえ銅像シュートを放てたその精神力は間違いなくこれからも成長を期待できる。これからは代表でのポジション奪取がさらなるレベル向上とアントラーズへ勝利の還元になると思う。

最後に、今回のワールドカップはフランス−セネガル、ウルグアイ−デンマーク、スペイン−スロベニア、ドイツ−アイルランド、サウジアラビア−アイルランド、エクアドル−クロアチアとこれまで6試合をスタジアムで観戦した。どの試合も本当にレベルが高かったけれども、去年の鹿島でのチャンピオンシップ2戦目よりも興奮した試合は無かった。これは本当に驚くべき事だけれども、開幕戦以降ワールドカップがどれだけの興奮を与えてくれるものなのかいくら感じようとしても考えても得られなかった。アントラーズというチームを応援できること、応援するクラブがあるという事は本当に幸せなことだと理解した。

さ、Jリーグだ。3連覇に向けて動き出そう。